何なんだよこのアホ毛君。【真波山岳】

第２話「青い髪の男の子。」 ページ4

A「男の子が寝てたぁ？」


蓮華「そう！！気持ちよさそうにスピーって！！」


A「じゃあ・・・行かないでそっとしといてあげようｋ((蓮華「ダメッ！！！」」



えー(汗)


A「な、なんで？」


さっきから蓮華の言ってる事がおかしい気がする・・・


蓮華「あそこ私たちの特等席だから奪い返さないと！！！」


A「はぁ！？だって寝てるんでしょ！？男の子でしょ！？起こしたら不機嫌になるって！！」


小、中学生の男の子起こしたらかわいそうでしょうが！！
きっと先生に言うとかいろいろなるって！！そもそも高校生が小学生とかに怒るとか大人げないって！！



＿蓮華目線＿＿＿


A「な、なんで？」


なんでって・・・女子ならともかく男子が一人で寝てたら邪魔でしょうが！！
小、中学生ならまぁいいとして、同じ高校の制服のやつがいてほっとけるか！！




蓮華「あそこ私たちの特等席だから奪い返さないと！！！」




実際よくあそこで歌を隠れて歌ったり、誰にも聞かれたくない話したりしてるし！！
それに確かあいつ入学式でも堂々と寝てたAと同じクラスの真波山岳でしょ！！
アイツかよ・・・とにかく一発この拳でぶん殴ってやる！！←



A「はぁ！？だって寝てるんでしょ！？男の子でしょ！？起こしたら不機嫌になるって！！」


不機嫌とかになる暇なく意識をあの世におくってやんよ！！あのアホ毛野郎・・・！！


蓮華「いいから殴りに行くよ！！A！！制服着てる割には抜けたアホ面しやがって！！」


A「ダメじゃん！！やっぱりOUTじゃん！！ちょっと大きい男の子が寝てるだけじゃん！！まだ可愛いじゃん！！」


蓮華「ちょっと！？君の大きいは一体何年からなのさ！？」


A「え〜っと・・・３年！？」



それ成人手前だよ！！なんで！？こいつの頭は学生＝ショタなんじゃないの！？



＿A目線＿＿＿


なんで！？やっぱり中学生ですか！！


ダメだよ！！絶対怒らせちゃうって！！！


あっ！！蓮華が呆れて進んでる！！青髪恐怖症のくせに仲が良い人とボコすって決めた相手は怖くないんだから！！


A「蓮華〜！！！」


あぁぁ、男の子泣いちゃう・・・








よ・・・・・・？








私の目の前にある光景は、


ベンチに向かって走る蓮華と、


たくさんの桜の木が大きく揺れて花びらが舞い落ちているのと、



ベンチに座って寝ている、同じ箱根学園の制服を着た



青い髪の少年だった。

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