今日:1 hit、昨日:27 hit、合計:67,527 hit
小｜中｜大
ファンサが19個 ページ20
「久しぶり、A。」
天月くんのその言葉に絡まっていた糸が綺麗に解けるような感覚が私を襲った。
お出かけ前のあの引っ掛かりも天月くんのミュージックビデオを見てたときに思った事も、そして、
天月くんが私を楽屋に呼んだ理由も。
連絡先を交換した理由も一緒にお出かけをした理由も全て。
「いつ気付いたの…？」
「んー…4、5年ぐらい前かな…」
結構前に気づいてたんだ…。
「でもAだって確信したのは前のライブだよ。
あの日のライブ前、ワクワクしてたでしょ？それで確信した
A、小さいとき、なにか大きな出来事の前は緊張するっていうよりワクワクしてたもん」
笑いながらそう言う天月くん。
あの日のライブ…あぁ、私が楽屋に呼ばれたあの日…
「ずーっと探してたんだ」
「え？」
意外な一言に咄嗟に疑問の声が出る
「だって僕の初恋の人なんだもん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クスア | 作成日時：2020年1月10日 22時
