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ファンサが18個 ページ19
天月くんの思わぬ一言で困惑する。
頭をフル回転させ考える。
すると、はっ、と小さい頃の記憶がフラッシュバックする。
私が物心がつく前からずっと一緒に遊んでいた、私とこの公園で、私が5歳のとき引っ越すからとお別れした、そして私の初恋相手である男の子が…
天月くん…？
信じれない…天月くんは…
そう信じきってないときにとある会話を思い出す。
『うわぁん、コケたよぉ』
『また転んだの？はい、立って！手ぇ貸すから！』
『ん…』
『おうちに帰ってお母さんにばい菌倒してもらおう！』
『ありがとう！翔太！！』
ばっ、と天月くんを見れば彼は微笑んでいた。
「思い出した？」
「しょ、翔太…？ほんとに？」
彼は私の言葉を聞いて満足そうに私に言った。
「久しぶり、A。」
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作者名：クスア | 作成日時：2020年1月10日 22時
