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ファンサが16個 ページ17
今からカフェを出るのですが、その前にお会計。
ここでも問題発生。
「いや、私も払います。」
「いいの、女の子の財布は見たくないの」
「でも、流石に…」
「お願い、ここは僕に払わさせて？」
これの繰り返し。かれこれ2、3分は経っている。
そして、天月くんは必殺技を使った。
「俺が払いたいの。」
「だめ…？」
うぅっ…そんな子犬みたいなお目々で見られたら断りきれないじゃないですか…。
「ありがとうございます…」
「ふふっ、ありがとう」
何故か天月くんは私にお礼を言って伝票を机から拾い上げる。そしてレジへ。
手際の良さに見惚れてしまったが自分も荷物を持って天月くんの後を追う。
次は払いますからね…！！
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作者名：クスア | 作成日時：2020年1月10日 22時
