周りからの勝手な呼び名は､ ページ4
｢はぁ……｣
｢お疲れ様｣
ため息混じりにテーブルに突っ伏す茶髪の青年の顔の近くに、新緑色の髪をした青年が飲み物の入ったカップを置く。
｢ありがとぉ〜……｣
よろよろと顔をあげて、カップの中身を飲む茶髪の青年に赤ジャージの前髪に金メッシュを入れた青年が野次を飛ばす。
｢ほんっっっっとに腕落ちたな、レトさん！｣
｢うっさいわっ！！壁上りって結構大変なんやでっ！？キヨくんなんかなーんもせずに此処で納豆巻き食ってただけやろっ！｣
｢だって今回俺やる事ねーし？居ても邪魔だって言われるしよ〜。あと、行ってねーのはP-Pもだろうがっ！！｣
ああ言えばこういう、売り言葉に買い言葉で二人は言い争いを始めてしまう。
｢ちょ、どさくさに紛れて僕を巻き込まないでくれる？僕はつわはすさんに部屋を片付けておけって言われて、片付けておいたんだよ？｣
｢にしてはあんま変わってねーけどな……｣
｢えっー、結構綺麗になったんじゃない？｣
そう笑う眼鏡の青年に、新緑色の髪をした青年はため息をつく。
あれの何処が｢結構綺麗になった｣だ、少し床が見えたぐらいである。
｢まっ、僕の部屋はさておいて……つわはすさん、レトさん。Aちゃんに渡せたの？あれは｣
眼鏡の青年……P-Pの言葉に、茶髪の青年、レトさんことレトルトは自慢げに鼻を鳴らした。
｢勿論！つわはすくんのフォローもあったし、万端や！……せやけど、やっぱ気になるなぁ。なしてあの時計塔、結界なんて張っとったんやろ？｣
｢Aの事、誰も知らないっぽいしな〜｣
新緑色の青年、つわはすが付け加える。
｢まあ七年前の�爛▲讚瓩慮彊�作った奴の実の娘だぜ？少なからず大切な人を亡くした人も居る訳だし……奴はもう死んだんだろ？なら、その矛先が家族に向かうのも充分有り得るから……使いの人達が気を利かせて、Aの存在を隠したとかは？｣
真面目な顔つきで自分の考えを述べたのは意外にも金メッシュのキヨ。
一見見た目からして輩と思われがちな彼だが、根は真面目で仲間思い、しかし天邪鬼という性格だという事はこの場に居る全員が知っている。
｢なんやキヨくん。キヨくんの割には珍しく理にかなっとるやないか｣
｢なっ……レトさん俺の事馬鹿にしすぎじゃないっ！？俺ちゃんと真面目だからねっ！？｣
｢真面目な人は自分で真面目とか言わないと思うなーw｣
｢うるせえぺーぺー！！｣
友達の家の如く緩い雰囲気の四人は周りから｢平和組｣と呼ばれていた。
解かれたのは隠していた想いもで､→←小さな世界に亀裂が走り、
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猫神 くろあ(プロフ) - 初めまして、くろあと申します。とても謎が多いですね！伏線がたくさんあってとても気になります。私生活で支障が出ないぐらいに更新頑張ってください！！応援してます！ (2015年11月23日 18時) (
レス) id: da792a5af3 (このIDを非表示/違反報告)
抑圧死亡者S(プロフ) - 俺は、続けた方がいいと思います。 それこそ、この騒動から目を背けて、強運の彼の事を忘れてしまうような、そんな感じがして俺は嫌です。例え誰が悪くても、その人が好きなら好きでいいと思う。俺も自分勝手ながらこれからも続けるつもりですしおすし。 (2015年7月15日 14時) (レス) id: 61a01a7001 (このIDを非表示/違反報告)
青月要(プロフ) - はじめまして。単刀直入にいうと、自分のやりたいことを尊重すべきです。一連の騒動や引退などがありましたが、それはそれ。これはこれです。応援しています、頑張ってください！ (2015年7月15日 0時) (レス) id: 6a04d14fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和叶菜 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2015年4月29日 17時
