エピソード41 ゲーセン ページ42
『完璧に生きようとしたから、完璧に生きることができた。
でも敬遠されて、どんなに友達がいてもふざけ合って馬鹿できる本当の友達はいなかった。
だから死柄木さんがいいよって言ってくれて嬉しかったんだ。ありがとね』
さっきよりもたくさんメダルが取れた。ちょっとだけ上手くなれたかな？
死柄木「何回でも来てあげるよ、ゲーセンぐらい。」
彼にとっては素っ気ない返事かもしれないけど、私にとっては本当に救いの言葉だった。
死柄木さんはいつでも優しい。こんなに優しい人が敵だなんて思えない。
メダルゲームが終わって、ゲーセンの出口付近にめっちゃ可愛い兎のぬいぐるみがあって。
硝子にへばりついて見てた。
死柄木「ほしい？」
私はコクコクと頷くと慣れた手つきであっさりと取ってしまった。
ほんと、何者って思うぐらい上手い。
死柄木「どーぞ」
死柄木さんに可愛い兎のぬいぐるみなんてミスマッチだけど、
ギャップ萌えってやつが私を衝動に駆らせた。
あまりに可愛すぎて、ぎゅっと抱きしめる。こんな私も、可愛いものには目がない。
『ありがと』
短く簡潔に、それでいて飾らずにお礼を言う。
へにゃりと笑って見せると、別に、。そう言ってそっぽを向いてしまった。
ちゃんとお礼言えばよかったかもななんて思ったけど兎が可愛すぎて今はそれどころじゃなかった。
腕時計を見ればもうお昼時で。丁度お腹が空いてきたところでお昼ごはんを摂ることに。
私も死柄木さんも甘党で、意見が一致してスイパラに行くことに。
これでもかってほどたくさん食べた。周りの人からは化け物を見るような目で見られたけど、
死柄木さんも一緒だったから怖くない。寧ろ楽しい。こうやって人と違うことをするのが。
満腹満足でスイパラを後にし、
その後はアクセサリー屋さんを見に行く。
『綺麗…』
ショーウィンドウに手厚く飾られたバレッタは、他のアクセより桁違いに輝いてた。
死柄木「A、髪綺麗だから伸ばせば？」
『んー、短いの手入れ楽なんだよなー』
小学生までは勿論伸ばしてた。生まれつき白に近い銀髪で、よく友達から羨望されていた。
でも中学で気持ちを引き締める意味も込めてベリーショートにしたけど、
思いの外手入れが楽だったから自分的には気入ってた。
死柄木「じゃあ、これつけるために髪伸ばせよ。手入れ大変だろうけど」
これください、ってスマートにお買い上げする姿は、イケメンの他何者でもなかった。
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胡桃 - たくあんさん» 了解です！やっぱ爆豪くんですよね！！ (2018年4月30日 21時) (
レス) id: 7378d7060e (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - オチは爆豪がいい！ゼッッッッッタイ爆豪！ (2018年4月29日 16時) (レス) id: 3a6807fdc3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為なので違反報告の対象になります (2018年3月24日 18時) (レス) id: f71214a95d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃 | 作成日時：2018年3月24日 17時
