エピソード28 御礼 ページ30
根津「君を雄英にスカウトするよ！」
…はい？
スカートじゃなくて、スカウトだよね？
開いた口が閉まらない私を見兼ねて、イレイザーヘッドが補足を入れる。
イレイザー「本来、うちは一般入試と推薦入試で合否を決める。
だが、お前の場合は特例。数々の功績はプロヒーローに匹敵する。
感謝と期待を込めた、雄英高校創立以来前代未聞のスカウトだ。」
言われていることがすんなり入ってくるのには、私の頭には時間がかかった。
思い出せば、たくさんの人に感謝された気がする。
嬉しそうに笑ってお礼を言う顔。大号泣しながら頭を下げる人。
ヴィランを捕まった人を説教して改心して、希望に満ちた顔…。
いろんな顔を見ては、私はその人たちから勇気や元気を貰っていた。
両親がいなくても私がやって来れたのは、これらがあったからかもしれない。
だとしたら、私は貰ってばかりだ。与えてくれた感情も、重たすぎるくらいに大きな御礼も。
根津「君の功績は僕の耳にも届いてね。出願書に君の名前があったから、
僕らで来てしまおうってこと！」
可愛い顔してるけど、言ってることはすごい。(←2回目)
イレイザー「さあ、認可するのも、拒否するも、お前に選択権は委ねる。…どうする？」
私が今までやってきたことは人として当たり前のこと。
その塵みたいな当たり前の積み重ねが、大きな山となって私を夢の足場ちなってくれた。
イレイザーヘッド、聞くまでもないことでしょう？
こんなにも有り難くて都合の良すぎる話、答えなんてただ1つ。
『これから、ご指導よろしくお願いします。』
深々と頭を下げて、私は合格という切符を手に入れた。
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胡桃 - たくあんさん» 了解です！やっぱ爆豪くんですよね！！ (2018年4月30日 21時) (
レス) id: 7378d7060e (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - オチは爆豪がいい！ゼッッッッッタイ爆豪！ (2018年4月29日 16時) (レス) id: 3a6807fdc3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為なので違反報告の対象になります (2018年3月24日 18時) (レス) id: f71214a95d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃 | 作成日時：2018年3月24日 17時
