マリーゴールド【松村北斗】 (ページ8)

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マリーゴールドページ8

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打ち上げの場所に着くともう既にわちゃわちゃしていた。

『北斗の横がいい』

「らしいから俺らここでいい？」

森本「いいよ！2人共何飲む？」

『オレンジジュース』

「同じので」

森本「了解！」

慎太郎が注文してくれて程なくして届いた。

田中「じゃあ全員揃ったところで！」

「「「「かんぱーい！！」」」」

皆携帯を片手に動画を撮りながら乾杯を交わした。

『それインスタ載せるの？』

「皆載せるから辞めとく」

『そっか』

「Aは？」

『載せる』

「いいね」

ストーリーを開いて《打ち上げなう》と打って

メニューに目線を戻した。

『何食べる？』

「枝豆」

『りょ』

「Aは？」

『お魚食べたいはんぶんこしよ？』

「いいよ」

店員に注文をして皆を見ると見事に違うことをしていた。

樹はかなめとイチャイチャしてて

お兄とジェシーは携帯を見て笑っていて

大我くんと慎太郎は食べ物に夢中で。

私達はというとそんな皆を見て笑っている。

「なんかいいよね」

『わかる』

「定期的に集まりたいよね」

『毎日一緒にお弁当食べてたもんね』

「寂しくなるね」

森本「そんな暗い話してるの！？」

「慎太郎聞いてたの？」

森本「聞こえてきたの！」

『慎太郎は寂しくないの？』

森本「寂しいけど別に縁が切れるわけじゃないじゃん」

「そうだね」

森本「だから寂しくないよ！」

『私その考え好き』

森本「Aちゃんに好きって言われた！」

皆が一斉に''浮気だー''とか野次を飛ばしてくる。

そんな皆を北斗は睨んでいた。