マリーゴールド【松村北斗】 (ページ35)

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マリーゴールドページ35

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あれから1週間が経って夏祭りの日になった。

お母さんに着付けしてもらった浴衣は想像以上に似合ってた。

『北斗見てこれ！可愛い？似合ってる？』

「超可愛い誰にも見せたくないから夏祭り行きたくないくらい」

『大丈夫誰も見てないから』

「いや見ちゃうねこの可愛さは」

『褒めすぎだよ』

「俺はどう？似合ってる？」

『超かっこいい北斗和服似合うよね』

「結婚式お色直しの時和服にしよっか？」

『まだ先の話だよ』

「俺は早く結婚したいけどね」

『私もだよ』

「大学卒業して2年後楽しみにしてて」

『あと6年かぁ』

「俺たち24歳だよ」

『考えれないね』

「ずっと一緒にいようね」

『約束だよ』

「やっぱり人多いね、大丈夫？」

『今のところは』

「体調悪くなったら教えて」

『うん』

「花火まで時間あるし何か食べる？」

『…金魚すくいしたい』

「いいよ勝負ね」

『負けない』

『ぁっ！…破れた』

「何匹取れた？」

『8匹』

「俺3匹」

『私の勝ちだね』

「3匹ずつ持って帰ろっか」

『水槽買わなきゃね』

「長生きしてくれるといいね」

『あっりんご飴！』

「食べたいの？」

『うん！』

「じゃあ買いに行こ」

『おっきいねこのりんご！北斗ありがとう』

「ね、俺にも1口ちょうだい」

『はい』

「うまっ」

『ねー』

『花火そろそろ？』

「俺とっておきの場所見つけたの」

『とっておきの場所？』

「うん、行くよ」