マリーゴールド【松村北斗】 (ページ34)

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マリーゴールドページ34

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同棲して3ヶ月。

大学生活初めての夏が来た。

お互いの嫌な所が見えてきて喧嘩になるとよく聞くけれど

私達は言いたいことは言って、謝る時は謝って

感謝するときは感謝することをルールにしていたから

なかなか喧嘩になることはなかった。

「ねぇプール行かない？」

『暑いよ？北斗大丈夫なの？』

「室内プールというかナイトプール」

『え？やだ北斗絶対違う女の子見るもん』

「見ないよAにしか興味無いし」

『そうだとしても！視界には入るじゃん…』

「夏っぽいことしたいのよ」

『じゃあ夏祭り行こ？』

「いいね？浴衣？」

『うん』

「じゃあ決まりね」

『浴衣実家に取りに行かなきゃ』

「俺も」

『一緒に取りに行こ？』

「お母さんに会いたいしね」

『うん』

夏祭りの1週間前私達は実家に帰ることにした。

『ただいまー』

母「おかえり！あ！北斗くんも！」

「おじゃまします」

母「ゆっくりしていってねーって浴衣よね！」

『うん』

母「これしか無かったの私のお下がり」

『全然いいよ！可愛いし！』

母「北斗くんはどう思う？」

「凄く可愛いです！」

母「よかった！」

『お母さんって着付けできる？』

母「できるわよ」

『じゃあ当日頼んでもいい？』

母「もちろんよ北斗くんも？」

「あっ！じゃあお願いします！」

母「分かったわ！来週よね！カレンダーに書いとくわね」

『ありがとう』

この日はお母さんがご飯も作ってくれたから

家には帰らず実家にお泊まりした。