マリーゴールド ページ26
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大学に着くと新入生は体育館へという看板があって
向かうと人が沢山いた。
自分の名前が書かれた席に着くと北斗とは離れてしまった。
『離れちゃったな』
寂しくなって北斗にLINEを送ることにした。
Aひま
北斗俺も
A寝てていいと思う?
北斗ダメ
Aなんで?
北斗なんでも
A分かった
北斗終わったらお母さん達が送ってくれるって
Aほんと?嬉しい
入学式が始まったから北斗が既読をつけて終わった。
学園長の長い話を聞いてうつらうつらしていると
学園長の挨拶が終わったのか
知ってる人の名前が出てきて私は驚いた。
学園長「新入生代表松村北斗」
「はい」
北斗?なんで?私知らないよ。
北斗が新入生代表で前に出るの知ってたら
もっとお洒落なスーツ選んだのに。
と後悔が募る。
「暖かな春の訪れと共に……」
私は普段なら長いなと思うはずの祝辞は
北斗が読んだから聞けたし長くは感じなかった。
早くお疲れ様と言ってあげたい気持ちが表に出たのか
一足先に拍手をすると周りも拍手を始めた。
それからまた長々と話が始まって
入学式が終わったのは1時間後のことだった。
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作者名:花桜彩 | 作成日時:2021年5月21日 2時