マリーゴールド ページ22
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飛行機に乗り込んですぐに寝た。
すぐに寝たから分からないけど北斗も寝てたみたい。
私が静岡に着く前に目が覚めると寝てたから。
『赤ちゃんみたい』
写真を撮ってインスタにあげることにした。
赤ちゃんの絵文字を貼り付けて親しい友達にあげる。
『北斗気付いたら怒るかなぁ』
そんなことを呟く。
北斗に限ってそんなことは有り得ないのだけれど。
インスタを見てるとジェシーくんから連絡が来た。
ジェシー《ほくちゃん可愛い!》
《でしょ?超可愛い》
ジェシー《旅行楽しかった?》
《もちろん》
ジェシー《よかったね!》
《もう着くから北斗起こすね》
ジェシー《じゃあね!》
既読を付けて北斗を揺さぶる。
『北斗おきてー』
「んぅ?」
『起きた?』
「んー!」
『おはよ』
「おはよ起こしてくれてありがとう」
『いーえ』
「もう着いた?」
『もう着くよ』
「早いね」
『ね』
「旅行楽しかったね」
『また行きたいね』
「うん」
『次は私が用意する』
「ダメ俺がするよ」
『なんで?』
「俺はねAが楽しんでくれたらいいの」
『そっかぁ私は北斗にも楽しんで欲しいんだけどな』
「俺はAがいるだけで楽しいよ」
そんな会話をしていると飛行機が着いたみたいだった。
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作者名:花桜彩 | 作成日時:2021年5月21日 2時