マリーゴールド【松村北斗】 (ページ14)

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マリーゴールドページ14

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斜陽館から旅館は思ったより遠かったから

時間が足りなくて旅館に戻ることにした。

「お疲れ様」

『お疲れ様』

「斜陽館楽しかった」

『太宰治かっこよかった』

「…松村北斗くんは今ヤキモチを妬いています」

『へ？』

「どうしたら松村北斗くんの機嫌は直るでしょう？」

『…ギュッてする』

そう言って近づいて北斗を包んであげた。

『松村北斗くんの機嫌は直りましたか？』

「はい直りましたってことで一緒にお風呂入ろ？」

『いいよ』

「へ！？ほんとに！？」

『うんいいよ』

「やった！」

『そんなに嬉しい？』

「うん！じゃあもう入ろ！」

『いいよ先入ってて』

「分かった！」

部屋にお風呂ついてる旅館でよかったね。

でも誰も全裸で入るとは言ってないんだよなぁ。

『北斗ー』

「はい！ってなんでよぉ！タオル外して」

『一緒に入るとは言ったよ？裸で入るとは言ってない』

「もぉ恥ずかしくないって！いつも見てるし！」

『明るい場所は恥ずかしいよ』

「でも体洗わなきゃいけないよね？」

『…』

「はいタオル外してー洗ってあげる」

『もうなんでもいいや』

「ねぇ胸おっきくなった？」

『北斗のせいだね』

「俺のおかげでしょ？」

『うるさい』

「ふふっあー！可愛いっ！」

その言葉を皮切りに襲われました。

体洗ったのにまた洗ったのはここだけの話。