マリーゴールド【松村北斗】 (ページ13)

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マリーゴールドページ13

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旅館にチェックインをして荷物を置いて

北斗が立ててくれた青森旅行プランで

青森を回ることになった。

「最初の場所はAはあまり楽しくないかも」

『えーあんなに楽しんでって言ってたのに？』

「俺が絶対行きたかった場所なのだからごめん」

『ううん！いいよ北斗が楽しむことも大事だから』

電車に揺られて着いた場所は太宰治の斜陽館だった。

「俺本よく読むじゃん？太宰治が1番好きなの」

『…言っていい？』

「何を？」

『私全然テンション下がらないよむしろ上がる』

「A太宰治なんか読まないでしょ？」

『最近映画の人間失格見て気になって小説買った』

「本当に…？」

『ほんとだよ！それから太宰治ハマった』

「やっぱり俺達気合うよね」

そんな話をしながら斜陽館に入った。

じっくり見てたからあっとゆう間に時間は過ぎていて

斜陽館に入ってから2時間後ぐらい経って外に出た。

「良かったね」

『やっぱり太宰治凄いね私もあんな人生送りたい』

「え？それはダメだよ辞めてよ絶対」

『何で？』

「何でって太宰治浮気するじゃん」

『でも心中出来るじゃん』

「え？そこなの？A心中したいの？」

『北斗だったらいいよどこまでも行ける気がする』

「俺もAとならいいかな」

『…重い話になっちゃったねごめん』

「ううん俺は好きだよ」

『私も好きだよ』

こんな重い話も北斗のことも。