キンモクセイ【松村北斗】 (ページ38)

今日:25 hit、昨日:2 hit、合計:79,932 hit

キンモクセイページ38

·

次目が覚めたのは昼前の11時だった。

『ほく起きて』

「ん、はよ」

『おはよ』

「デート行く？」

『うん行く』

「どこ行きたい？」

『…遊園地』

「いいけど乗れないじゃん」

『船のやつなら乗れるもん！ジェットコースターは無理だけど！』

「Aが楽しめないのはやだ」

『えぇ…じゃあ動物園は？』

「いいね」

『動物園行こ～』

「ね、キッチン借りていい？お腹空いたでしょ？」

『いいと思うよ？ほくご飯作ってくれるの？』

「うん」

『ありがとう！じゃあ化粧してていい？』

「いいよでも俺寂しいから早くしてね」

『分かった』

北斗が言った通り早く化粧を終わらせる努力をすると

いつもより10分早く出来て急いでキッチンに向かった。

『ほく～！』

料理してる北斗の背中に向かって走る。

そして抱きしめる。

「いつもより早くしてくれたの？」

『だってほくか早くしてって言うから』

「ありがとう今日も可愛いね」

『んふふありがとぉ』

「火使うから離れて？」

『は～い何作ってるの？』

「目玉焼き」

『卵あった？』

「あったよ」

『ほくの料理楽しみ座ってていい？』

「いいよもうちょっと待ってて」

『はーい』

携帯を見てたら美味しい匂いが近づいてきた。

『美味しそう！食べよ』

「『いただきます』」

北斗が作った料理は予想通り美味しかった。