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キンモクセイ ページ35
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一件落着して私の気持ちは楽になった。
話は長引いて時間は22時を回っていた。
『北斗ごめんねこんな時間まで…』
「言えてよかったねじゃあ俺帰るね」
『ちょっと待って送っていく』
「ありがとうでも大丈夫だよ」
母「北斗くん付き合わせてごめんね…夜も遅いし泊まっていきなさいよ」
「え、でもご迷惑かけちゃうし」
母「私がいいって言ってるんだからいいわよ！」
『そうだよ私まだ北斗と一緒に居たい』
母「私からお母さんに行っておくから今日は泊まっていきなさい」
「…じゃあお言葉に甘えて」
優吾「どこで寝るんだよ！」
母「そりゃAの部屋でしょ？」
優吾「それはさぁ」
母「お兄ちゃん変な想像しないの」
そんな会話を他所に部屋に向かって歩いていく。
「…本当に俺泊まっていいの？」
『いいよ！お兄のことなら気にしないで！』
「お母さん達優しいね」
『そうだね』
「俺お風呂入りたい」
『お兄の服でいい？』
「ありがとう」
『お風呂は階段降りて左の突き当たりにあるよ』
「うんじゃあ行ってくるね」
『後で服持っていくね』
「ありがとう」
そう言って北斗は部屋を出て行った。
少し経って私はお兄の部屋に向かう。
『お兄』
優吾「何ー？」
『服持って行くから貸して』
優吾「待ってて」
『うん』
少し経ってお兄が服を持って部屋から出てきた。
優吾「これでいい？」
『ありがとう』
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作者名：花桜彩 | 作成日時：2020年10月31日 6時
