キンモクセイ【松村北斗】 (ページ29)

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キンモクセイページ29

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「…辛いこと思い出させてごめん」

『ううん、北斗のこと思い出せてよかった』

「俺も思い出してくれて嬉しいよ」

『2人で帰ろうよ』

「ん、いいよ」

『やった』

「体調は大丈夫？」

『ちょっと頭痛いくらい』

「…もう少し寝てていいよ」

『心配なの？』

「心配だよ当たり前でしょ」

『じゃあさ横来てよ』

「ベッド狭くなるよ？」

『落ちそうになったら北斗が守ってくれるでしょ？』

「ずっと抱きしめといてやる」

『ふふっありがとう』

北斗が布団に入ってきて抱きしめられて安心してまた寝てしまった。

次目が覚めた時にはもう頭痛はなくなっていた。

そして目の前に樹と三好さんが立っていた。

『ほく、起きて』

「ん」

『おはよ』

「おはよ」

『横見て？』

「ん？うわっ来てたの？」

田中「ずっと居たし！てかお前ら寝すぎ」

三好「おはよAちゃんごめんね大丈夫？」

『うん大丈夫だよかなめちゃん』

三好「っ！？思い出したの！？」

『うん！かなめちゃんのおかげだよありがとう』

三好「こちらこそ思い出してくれて嬉しいよ！」

田中「嫌な記憶も思い出したんじゃねーの？」

『うんでも北斗が居てくれたから大丈夫だった』

田中「俺が今まで守ってたのなんだったんだよ笑」

「樹お疲れ様」

『樹今までありがとう』