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第玖話 ページ10

Aside


『へ、へぇ!無難ですね!義勇さんの屋敷!』

「そうか、そこに荷物を置いておけ。座って待っていろ」

『はい』


義勇さんの屋敷は言葉で表すと“必要最低限”。趣味がないのかなんなのか、

強い人はこういうものなのか…。でも、一つ目に入ったものがあった。


『私とおんなじ(かんざし)…?』


私のものと全く同じ簪が棚の上に置いてあった。

間違えて二個買った、とか?それとも他の人の簪、とか?それとも…


「葛餅は食べれるな?」

『あ、はい!』


悩んでいるうちに義勇さんが帰ってきた。

義勇さんが持ってきたお盆の上にはお茶と葛餅がのせてあって、

確か義勇さんの持っている葛餅は雅夫婦のお店で買ったもの。


「この前雅夫婦に貰った。遠慮せずに食べろ。」

『はい!もちろんです』


私は楊枝で葛餅を口に運び、よく噛んで飲み込む、の動作を3回くらい繰り返した。

義勇さんはその間じっと私を見つめるだけ。

あ、そういえば


『義勇さん。あの棚の上に置いてある簪はどういう用途で置いているんですか?』

「違う、お揃いだ」


お揃い?


『私とですか?』

「そうだ」


へぇ、お揃いか。でも義勇さん簪なんて使わないだろうな。


「竈門炭治郎という少年が、鬼を連れて鱗滝さんのところにいっている。

アイツは余程家族思いらしい」

『へぇ、って、鱗滝さんに聞きました、炭治郎君が来ること。

鱗滝さん大変でしょうし、今度手伝いにいってもいいですか?』

「…隠に狭霧山の麓に連れていくよう頼んでおく」

『ありがとうございます!義勇さんに何かおみあげ持って帰ってきますね!』

「あぁ」

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設定タグ:冨岡義勇 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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惡者(プロフ) - つららうめさん» コメントありがとうございます!義勇さんは可愛いですよね(真顔)更新頑張りますね!応援ありがとうございます! (2019年7月25日 23時) (レス) id: b27bb07fee (このIDを非表示/違反報告)
つららうめ - 義勇さん可愛い義勇さん可愛い義勇さん可愛い義y(ry) 本当にこんな素晴らしい小説を恵んで下さりありがとうございます!無理せず頑張ってください!応援してます!! (2019年7月25日 22時) (レス) id: 43324b4bf2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - あーい (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - 布袋尊さん» はい!応援ありがたきです! (2019年6月9日 23時) (レス) id: e6916f4e47 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - はい!めっちゃ頑張れ! (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年5月4日 17時

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