誰ですか【d!】 (ページ10)

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鬱島さん、と呼んだのが余程ツボに入ったのかヒーヒーと笑う2人

いったい何がそんなにお気に召したのやら

『…なんでそんなに笑ってるの、』

zm「やwやってww」

sho「んふwwww」

『話通じない……』

rb「？そこ2人とは幼馴染みとかの関係なんか？」

『いえ？昨日会ったばかりですが…』

rb「…俺にもタメにしてくれへん？」

『…………わかった』

最初は断ろうと思った

でもロボロさんの圧……みたいなのに負けた

あれは尋常じゃない……

rb「！んふwありがとうな！」

ut「えー、じゃあ俺にもタメ！！シッマもええよな！？」

kn「おん、ええで！」

『わかった……』

なんでこうも皆ため口にしたがるんだ……？？

まったくもって意味が分からん

「おお、みんなもう揃ってたのか」

ハスキーボイスが室内にこだまする

その声が聞こえた瞬間皆が黙りこくった

私も痺れるように口が止まる

……なんだろう

この人が居ると"従わなければ"という気持ちになる

tn「グルさん、来てたんか」

「そりゃまあ生徒会長やからな」

tn「いつも書類サボってるヤツが何言うてんねん……」

私が居るからか、それとも居なくてもそうなのかその人は胸を張って言った

…が、すぐさまトントン先輩に言い返されていた

「お、君がAくんか」

『…はい』

gr「俺は黒瀬狂、この学校の生徒会長だ」

tn「ほぼ何もせん生徒会長やけどな」

じとー、という目でトントン先輩は生徒会長さんを見るが生徒会長さんは目を逸らしていた

zm「てかこれでとりあえず自己紹介終わった？」

sho「いやまだやろ、エミさんとか…
　なんでアイツ風邪で休んでんねん」

rb「ショッピくんとチーノは？」

kn「いやまだやろ、だってまだあいつら入学してすぐやん」

ショッピ？チーノ？

まったくわからないその言葉

シャオロンさんやゾムさんと同じあだ名なのだろうか

tn「とりあえずお前らは仕事しろ」

『…あ、私帰っても良いですか？』

tn「あ、おん
　今日は来てくれて有難うな」

『いえ、では失礼しました』

私は礼をすると生徒会室を後にした