誰ですか【d!】 (ページ29)

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sn「…うわっ、どうしたん？」

保健室に入ると、ぺ神は日誌みたいなものをかいていた

「んー、まあ一応気絶？
　Aちゃんに手出したやつやけど」

sn「……そっか、じゃあ適当にベッドに寝かせといて
　親御さんにはこっちから連絡しておくから」

さっきまで心配そうに俺が抱える彼女を見ていたが、俺が事情を離した瞬間に心配そうな瞳から一転冷たい瞳に変わった

めちゃくちゃセコムやん…俺が言えることでもないけどさ

sn「これからグルッペンに言いに行くん？」

「おん」

sn「わかった、いってらっしゃい」

「いってくるわ～」

片手をポケットに突っ込み、片手をぺ神にむけてひらひらと振った後生徒会室へ向かった

「グルちゃーん」

gr「ん、なんや」

tn「鬱先生やん、どうしたん？」

「単刀直入に言うとAちゃんに手出した奴がおる」

tn「！」

gr「……詳しく聞かせてもらおうか」

「まあ俺も一部始終は見てないんで何とも言えへんけどな
　とりあえず俺らのファンクラブの一員がAちゃんに突っかかってん」

「言い返されてヤケになったんやろ、ハサミ取り出して殴ろうと下から俺が止めた
　んで気絶したからぺ神に今任せとる」

gr「……ファンクラブの番号は？」

「47番って誇らしげに言っとったで」

tn「…ああ、コイツか」

ファンクラブ一覧、と書かれたファイルと持ってきて中を確認するトントンとグルちゃん

目は冷たく、絶対零度だ

gr「退学やな」

tn「せやな」

「決断早すぎひん？
　まあ俺もそれが妥当やと思うけど」