誰ですか【d!】 (ページ22)

今日:105 hit、昨日:53 hit、合計:71,091 hit

022 ページ22

放課後

zm「Aー！行くで！！」

『…わかった』

鞄を持ってゾムさんの後についていく

……っ、？

何もないところで小さく躓いた

クスクス、と笑い声が聞こえた気がした

…いや、気のせいだろう

zm「A？」

『あ、御免
　今行くよ』

＿＿"虐め"なんてもうこりごりだ

　

『………また生徒会室？』

zm「おん、前回紹介しきれんやつおってん」

『成程……？』

中に入るとチーノくん、そして茶髪に紫色の瞳をした人、あとは図書委員の人が居た

『………え、』

zm「すまん、遅れたわ～」

ci「あれ、Aさんやないすか」

「ぁ、ぇ……」

「あ、紹介したい人って……」

反応は多種多様だった

チーノくんはにこにこと笑っているし、茶髪に紫色の瞳の人は驚いて数歩後ろに下がり、図書委員の人は少し驚いている

『……自己紹介、した方が良い？』

zm「んー、まあせやな
　一応やってもらってもええ？」

…一応、か

昔から耳がいいせいでこういう小声も聞こえてしまって困る

『わかった
　えっと…2-Bの桜木Aです』

ci「改めて自己紹介しますね！
　生徒会の橙木智乃ですぅ～」

shp「…塩戸翔、です
　ショッピって呼んでください」

em「茶倉恵巳と申します
　エーミールって呼ばれてるのでお好きに呼んで下さいね」

『チーノさん、ショッピさん、エミ先輩ですね
　宜しくお願いします』

そういってペコリ、とお辞儀をした

zm「なんか堅ない？」

『…いや、別に』

zm「てかタメにしたらええやん、そっちの方が気ぃ楽やろ」

『初対面』

zm「大丈夫やって！な？エミさん」

em「いや確かにタメの方がいいですけど…！
　でも無理維持はあんまりやないですか？」

shp「いやでも俺らもタメのほうがええよな？」

ci「まあせやな
　 Aさんの敬語あんまし慣れへんし…」

『…わかったよ、ため口にすればいいんでしょ』

shp「よっしゃ」

em「すみません……」

ぺこり、とエミ先輩が謝った

『あ、全然大丈夫で……だよ、』

zm「ふはw混ざっとるやん」

『笑わんといて？？？』