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天喰side
「また傷増えてない？嫌なことあった？」
『昨日の客が気持ち悪すぎて切ったの。Aの事金で買ってる癖に、こんな仕事すんなって説教するんだよ？ほんとに気持ち悪い……』
彼女を定期的に自宅に呼んで、話を聞いたり相談に乗るのがここ最近の日課になっていた。
彼女は少しでも目を離すと、すぐに自傷行為をしてしまう。薬を飲んだり、手首を切ったり…酷い時は死にかけた時もあった
でも、そういう事をした際には必ず俺を呼び頼ってくれるようになったんだ
「Aちゃんは何も悪くないよ、仕事だって好きでやってる訳じゃないのに……酷いね」
彼女と過ごす時間が増えて、気づけば名前の呼び方は、AさんからAちゃんにへと変わっていた。
その名前の呼び方一つで、距離がすごく縮まった気がした
『うん……やっぱり、環くんはAのこと沢山理解してくれるね。A、環くんと一緒にいる時間好きだよ』
「Aちゃんが俺といたいって思ってくれてるなら嬉しい。…これからも、頼っていいからね」
彼女の手首を撫でながらそう言うと、Aちゃんは口元を緩ませた
Aちゃんが心を病ませる度に、俺が甘く優しく包めば彼女はどんどんと俺に堕ち依存していった。恋人関係にはなれなくても、彼女の中の俺の存在は大きく、かけがえのないものにへとなっていく
『環くんは、Aの事捨てないよね…？』
爆豪君が、彼女をこっぴどくフッて捨ててくれて良かった。彼がここまで傷つけてくれたから、Aちゃんはようやく俺の手の中に堕ちて来てくれたんだ
「捨てないよ、俺はAちゃんが大好きだから」
ありがとう爆豪君、本当に君には感謝しているよ。Aちゃんの中から、君が消えるまでそう時間は掛からなそうだ
「絶対離さない」
君は、ようやく俺の物になろうとしてくれている。
………そのはずだったのに、
「爆豪君、もう…彼女に関わろうとしないでくれないかな？」
酷く雨の降る、じめじめとした日だった。
爆豪勝己は、俺の積み上げてきた僅かな希望を壊すように、突然に現れたんだ
傘を握る反対の手で、彼の手首を掴み動きを封じると目を大きく見開いた直後、すぐにこちらを睨みつけてきた
「………いきなりなんすか」
力強く、鋭い真っ赤な真紅の瞳。
ふと唐突に、いつの日かAちゃんが彼の瞳を好きだと言ったのを思い出した
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みや(プロフ) - 完結か〜嬉しいようでなんか寂し〜お疲れ様でした！この作品大好きでした (2022年12月4日 15時) (
レス) @page49 id: d14e70aafc (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年5月22日 3時) (レス) @page49 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - さいこおすぎてこうふんしてます涙よかっあら、つづきとか他きゃらもみらいです！ (2022年3月8日 2時) (レス) @page49 id: 79fe9dbf9c (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 鬼羅さん» 完結まで着いてきてくださってありがとうございました😭♡こんなイカれ主人公を最高だなんて…！ありがたすぎます🥺🥺🥺鬼羅様に楽しんで頂けて嬉しい限りです✨コメントありがとうございました˚✩* (2022年3月3日 18時) (レス) id: ff68e7370f (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅(プロフ) - 完結お疲れ様ですぅ〜😭ストーリー最高でしたっ!!主人公ちゃんが何より可愛かった…本当にお疲れ様でした!!初コメ失礼しました🙇♂️ (2022年3月3日 3時) (レス) @page49 id: 0076feca63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2022年2月20日 14時
