諢帙↓豁ｻ縺ｭ ページ19
「好きです」「一目惚れしたの」「紫苑の優しい所が好き」「何番目でも良い」
様々な女達は俺にそんな事を言いながら寄ってきた
人生において女の子が途切れた事も無かったし、愛される心地良さを知っている俺は、告白してくる女
達を拒む事はした事が無かった
愛されて、承認欲求も満たされて、金も潤う。むしろこちらから『そういう関係』の相手は増やしていきたかった
だけど、響香となれば話は別だ
「今まですごく辛かったと思う……うちじゃ、力になれない…！？」
ほら見てみろよ。
こんな台詞を平気で吐ける彼女は、純真だ
響香に限った事じゃない。この世界の奴らは俺の命を掛けて守る程の価値のある連中ばかりだ
真っ直ぐで、強い志を持った綺麗なヤツら。
そんな彼女達を、俺みたいな穢れた男が食い物にして良い訳が無いだろ
「うち、Aが好き…！！」
『………俺は、』
そんな純粋無垢な彼女だからこそ、どう返答すれば良いか分からなかった
まだ高校生で、もしかしたら初恋かもしれない。……初恋が俺だとしたら、本当に可哀想だけど
恋愛経験もロクにない人間を、酷くフッて癒えない傷をつけるのも躊躇ってしまう。
そもそも俺を好きになってしまった時点で、響香は報われないのだけれど……
『………響、』
「A！？アンタそれどうしたの！？」
彼女の名を呼ぼうとした瞬間、響香は真っ赤だった顔を真っ青な顔色にへと一変させた
どうしたって、お前がどうしたんだよ…
なんて、言おうとしても何故か声は出なかった
『……あ゛っ………！？』
「ッ………！！！誰か…誰か来てッッ！！！」
声を出そうとした瞬間に喉に激痛が走る。口の中に鉄の匂いが充満し、ドロリと唇の端に生暖かい液が伝う感触がした
握ったままのスマホが震える
【耳郎響香のバグが発生しました】
それを目にした瞬間に、ブチブチと皮膚、肉、血管の避ける音と痛みが首に走った
『ーーーーーッ！！』
「A！！A！！！なんで、なんでこんな急に…っ！？」
響香が涙を流しながら、必死に頸動脈の出血を止めようと強く手を押し当ててくる
そんな事しても、このアプリが用意した死からは免れないのに
それを伝えようとしても、潰れた喉からは何も言葉は出なかった
『………め………っ』
それでも、謝りたくて必死に声を振り絞った
ごめん響香。俺なんかを好きにさせたばっかりに、嫌な思いをさせてしまったな……
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さる - 私を何回尊死させる気ですか？！？！ (1月2日 5時) (
レス) @page27 id: ff6fc14333 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - え？え？終わった？え？怖い...ギャァァって声が出た...え？やば、え？？轟くんが少し怖い...ぇ、もしかして惚れ薬選んだらずっと夢主くん...あっ......怖い...心臓バックバクです... (11月7日 19時) (レス) @page27 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
marimo03250226(プロフ) - 終わり方すきすぎます… (2023年2月18日 20時) (レス) @page27 id: aa76c2eb87 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最後ゾワッときた。ホラー漫画かと思ったぐらい面白かったです。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page27 id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
もぶおぢ！(プロフ) - えっ…えっ…死ぬほど面白いでした…えっ…終わり方怖いし熱いし…凄すぎる…狙ってか分かんないけど続く（更新停止中）なのがこっちからは見れないけど地獄は続いてるんだ感あって大好きです…… (2023年1月9日 1時) (レス) @page27 id: 2bc90df2d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2022年2月19日 10時
