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ライブも無事に終わり、今は演出で散らかした端材等をクラス全員で片付けていた。
散らばったテープや、砕けた氷を集めたりだとか意外と体力を要する仕事だ
「もっと早く手ぇ動かせ！」
『後片付けにえらくガチじゃん。良い事だけども』
「あれ、Aもしかしてこの後のイベント知らねぇの？」
動かす手も早める催促をしてくる実。のんびりとしたままの俺を見兼ねて、電気が話に混ざってきた
イベント？正直バグの修正に必死すぎて、ライブ以外は眼中に無かったんだよな…
「「ミスコンだよ！！」」
『あー……』
そっか、文化祭だったらそういうイベントもあるのか
現実世界だったらミスコンに優勝した結果って、割と大学とか就職先でも引っ張られる功績になるけど、この世界はどうなんだろう？
「なんかリアクション薄くね？」
『うーん…ミスコンなぁ…』
「オイラの想像の遥か斜め上の微妙な反応っぷり！！」
だって普通に23がJK見て興奮すんのはアウトじゃね？その辺のモラルは持ってるからね俺。
「Aさん！デクさん！」
頭の中でボケーッとそんな事を考えていると、聞き覚えのある声が俺の鼓膜を揺らした
「2人共お疲れさん！」
『エリとミリオじゃん！』
「今日は見に来てくれて本当にありがとうございます！」
エリとミリオがパタパタと足音を鳴らしながら、俺の元へと駆け寄ってきた。
近くにいたデクも二人の姿を見て、近寄り笑顔を浮かべている
『どうだっ…』
「あのねあのね！ピカって光ってデクさんいなくなったけど、ぶわって冷たくなってねブカーってぐるぐるーって光ってて…あと、Aさんのジャーンって音も凄かった！ニコニコ楽しそうに弾いてるから、私もワクワクしたの！！」
エリは、終始笑顔で手をバッと広げながら俺達に感想を伝えてくれた
…あぁ、やばいな。
この笑顔を取り戻す事が目的で、クリアした達成感で嬉しくなるのは当たり前なんだけど……
『…そっ、か……良かったな』
あれだけ恐怖心で俯いたままの彼女が、自分達の全力でこんな風に笑ってくれたのが純粋に嬉しかった
「あっれー？A泣いてるー？」
「女を泣かす側の奴が、幼女に泣かされてやんのー！」
『はぁ！？どこをどう見たら泣いてんだよ！！』
確かにちょっと鼻声にはなっちまったけど、ギリギリ涙は出てないだろーが！！
慌ててTシャツで目を擦ると、スマホのバイブレーションが鳴り響いた
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さる - 私を何回尊死させる気ですか？！？！ (1月2日 5時) (
レス) @page27 id: ff6fc14333 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - え？え？終わった？え？怖い...ギャァァって声が出た...え？やば、え？？轟くんが少し怖い...ぇ、もしかして惚れ薬選んだらずっと夢主くん...あっ......怖い...心臓バックバクです... (11月7日 19時) (レス) @page27 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
marimo03250226(プロフ) - 終わり方すきすぎます… (2023年2月18日 20時) (レス) @page27 id: aa76c2eb87 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最後ゾワッときた。ホラー漫画かと思ったぐらい面白かったです。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page27 id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
もぶおぢ！(プロフ) - えっ…えっ…死ぬほど面白いでした…えっ…終わり方怖いし熱いし…凄すぎる…狙ってか分かんないけど続く（更新停止中）なのがこっちからは見れないけど地獄は続いてるんだ感あって大好きです…… (2023年1月9日 1時) (レス) @page27 id: 2bc90df2d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2022年2月19日 10時
