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『お前なぁ！アレンジ加え過ぎなんだよ！』
「テメェこそお手本の基本みてぇなつまんねぇ演奏してんじゃねぇ！！」
バンド隊、今日も集まって練習しております。
けど、中々上手くいかねぇし練習は捗らなかった
だって爆豪のかっちゃんがすーぐにアレンジすんだぜ！？一回そのまま通してみよって話になっても、コイツのせいで上手くいかねぇんだよ！！
つかお手本の基本って何！？ミス一つ無い完璧な演奏って言ってくれる！？
「ちょっと二人共落ち着いてよ！」
響香がぎゃあぎゃあと喧嘩を始める俺達の間に入ってきた
「爆豪はちょっと協調性持ってよ！これじゃあ周りのメンバーがついていけない！」
『やーいやーい！怒られてやんのー！』
「死ねクソ雑魚！！！」
「それとAは安定し過ぎなんだよ！なんの面白みも無い、単調な演奏…これじゃお客さんもすぐに飽きるよ！」
『……………』
一瞬俺の味方になった響香はすぐに裏切り、今度は厳しく説教をしてきた
その凄みに怯んで無言になると、勝己が鼻で笑ってきたので心底イラついた
「二人を足して割ったら良い感じなのにな〜」
そんなことを言い出した電気に、真っ先に噛み付いたのは勝己だった
「ンなクソ雑魚一割も貰いたくねぇよ」
『は！？俺だってごめんだし！常にキラ散らかしたくねぇもん！』
「俺がいつキレ散らかしてんだよ！！」
『今だろーが！！』
「だから喧嘩すんなって！！！」
再び二人の間に喧嘩の炎がつくと、響香が俺達の頭を叩いてきた
つか、単調な演奏ってどう改善すりゃ良いんだよ。踏陰みたいな切ない音出すなんて、厨二病の年齢卒業した俺には無理だし…
それに、電気だってようやく弾き方を覚えてきたんだ。変に暴走した演奏をした所で、困らせてしまうかもしんねぇじゃん…
「…楽器ってさ、その人の気持ちとか思いとか…そういうのが籠るんだよ」
俯き困り果てる俺に、響香が先程とは違い落ち着いて話しかけてきた
「アンタの演奏は上手いよ。上手いんだけどさ
…爆豪の言う通り、お手本みたいな演奏なんだ。心が何も篭ってない、そんな演奏」
『そんなのどうすりゃ……』
「そんなの簡単だよ。Aがもっとうちらとの演奏を楽しんでくれたら良いんだよ！そしたら勝手に、音に変化が出てくるよ」
そう言われて気付かされた
確かに俺は、バグを修正しようと…エリの為に演奏を成功させようと…そのことしか頭に無かったんだ
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さる - 私を何回尊死させる気ですか？！？！ (1月2日 5時) (
レス) @page27 id: ff6fc14333 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - え？え？終わった？え？怖い...ギャァァって声が出た...え？やば、え？？轟くんが少し怖い...ぇ、もしかして惚れ薬選んだらずっと夢主くん...あっ......怖い...心臓バックバクです... (11月7日 19時) (レス) @page27 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
marimo03250226(プロフ) - 終わり方すきすぎます… (2023年2月18日 20時) (レス) @page27 id: aa76c2eb87 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最後ゾワッときた。ホラー漫画かと思ったぐらい面白かったです。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page27 id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
もぶおぢ！(プロフ) - えっ…えっ…死ぬほど面白いでした…えっ…終わり方怖いし熱いし…凄すぎる…狙ってか分かんないけど続く（更新停止中）なのがこっちからは見れないけど地獄は続いてるんだ感あって大好きです…… (2023年1月9日 1時) (レス) @page27 id: 2bc90df2d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒兎 | 作成日時：2022年2月19日 10時
