５話 ページ6
_____Aside
やはり木々様は手強いな・・・。
ぶつかる木刀から伝わる震動。荒くなる呼吸。追い詰められる足場。
ここに来てから長いこと手合わせをしているが、日々強くなられている。
木々「集中しなくていいの？」
目の前をかする影。身のこなしが軽く、剣が速い。
一瞬でも隙を見せたら殺られると思わないと。
『木々様を相手に意識を散らすなんて、できません』
身を屈め、懐に潜り込む。
・・・僅かに動揺した。
動揺すれば防御が甘くなる場所ができる。
『そこです』
腹部を叩くと見せかけ、木々様の左手。つまり木刀を弾き飛ばす。
_____カランッ・・・
宙を舞い、地面に落ちた。
木々「やるね・・・」
『ありがとう、ござい・・・ます・・・・・』
体力の限界だと丸わかりな息切れ。木々様は多少疲れた顔をしていらっしゃるが、まだ余裕そう・・・僕も体力をつけなければ。
白雪「A！」
『白雪、様？』
なぜここに・・・。
ゼン「今日はどっちだ？」
木々「今日はAの勝ち」
ゼン様まで・・・。
白雪「凄かったよ、A！」
『光栄です』
笑いかけてくださる白雪様。本当に可愛らしい_____。
木々「嫉妬は見苦しいよ」
ゼン「・・・」
木々「図星だね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒月夜(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！これで外れていると思います！ (2018年4月15日 12時) (
レス) id: e6b1ea118d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年4月15日 12時) (レス) id: 3e85bd78fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒月夜 | 作成日時：2018年4月15日 11時
