４話 ページ5
一方、白雪はといえば荷物を運び終わり、ゼンと談笑をしていた。
白雪「でね、Aが手伝ってくれて・・・」
白雪の話はAについてばかり。仲の良いことはいいのだが、こうもAばかりだと少し妬いてしまう。
表に出さないようにしている自分は偉い、とゼンは思う。
けれどもAを認めていることも事実。
複雑な心境のなか、そうだ、と白雪。
白雪「ちょうど今、手合わせしているみたいなの。ゼンも見に行かない？」
白雪は荷物を運び終わったら手合わせを見に行くつもりだった。自分が行かないといえば、ここで話は終わる。
二人だけの時間を惜しみながら、ああ、と返事をする。
ゼン「白雪は本当にAを信頼してるんだな」
白雪「勿論だよ、クラリネスに来るまでずっと守ってくれたんだから」
その一言はどこか憂いを帯びていた。
ゼン「・・・そうか」
考えてみれば、白雪はともかくAについては最小限のことしか知らない。
白雪の言葉の裏。そこには何が隠されていたのか。
知りたい反面、知らなくていいのではと思ってしまう。
・・・いずれにせよ、今聞くことではない。
いつか聞けばいいと判断し、白雪の手を引く。
ゼン「よし、行くか！」
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黒月夜(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！これで外れていると思います！ (2018年4月15日 12時) (
レス) id: e6b1ea118d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年4月15日 12時) (レス) id: 3e85bd78fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月夜 | 作成日時：2018年4月15日 11時
