【文スト】CV宮野真○になった少女

３２話 ページ39

敦「おはようございます！！」



定時になり、社員続々と入社する時間となった。



敦「あれ？今日は太宰さんお休みですか？」



いつも自分より早く入社し、すでに仕事が終わっている状態のものだから珍しく思ったのだろう。



国木田「ああ。休みも取らずに仕事ばかりしてたからな。無理矢理有給を取らせた」


敦「僕の知らないところでそんな大変なことに・・・！？」



普段から働き者だとは思っていたが、まさかここまでとは。



敦「太宰さんと言えば、今日は川が氾濫してましたよ。これから天気もさらに悪くなることですし、川も凄いことになるんじゃ・・・」


国木田「そうだな。まさか太宰でも今日は入水しないだろう」



・・・いや、待てよ。


今までの経験から、Aは暇になると入水をして帰ってくることが多かった。


それがどんな天気でも、だ。



国木田「ああああああああああああ！！！」


敦「いっ！？いきなりどうしたんですか国木田さん！？」


国木田「敦！太宰を救出に行くぞ！！」


敦「はい！？」


国木田「わからんのか！何回も見ただろう、彼奴が入水から帰ってくる度にしししししししし下着が透けていたんだぞ！！」


敦「ブッ！！！」



国木田話にはまだ続きがありそうだが、敦はAの下着と聞いて鼻血を出して倒れた。


・・・何を想像したんだ。



国木田「くっ、敦がやられたか」


与謝野「妾が治しておくよ。国木田は早く行きな」



しっしっ、と猫でも追い払うかのように国木田を急かす。



国木田「ありがとうございます」



国木田は手帳と傘を片手に、探偵社を飛び出した。

３３話→←３１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す