30話 ページ37
『おっはよー』
元気に入社。それも定時30分前に。
国木田「太宰、貴様・・・!」
『え、どうしたの国木田君。そんなに修羅みたいな顔してさ』
入社して数秒で国木田のそんな顔を見るとは、Aも予想外過ぎた。
与謝野「あれ。Aは何でいるんだい?」
『?私が何かしたんですか?』
しっかり者の二人からそんなことを言われれば、さすがに不安になってくる。
国木田「貴様は今日、有給消化すると言っていただろう!!昨日もあれほどの量を片付けたのだから、今日はちゃんと休め!!」
与謝野「国木田、顔」
国木田の言葉に"あ。"と思い出す。
そういえば忘れていた。
『でも入社しちゃったし、少しでも仕事するよ』
自席に座ろうと、国木田の横を通ろうとする。
国木田「駄目に決まっている!!!」
が、国木田によって阻止されてしまった。
与謝野「久し振りの休みなんだろう?早く帰んな」
『そうは言っても、普段も早めに仕事終わらせてフラフラしてるだけだから・・・』
与謝野「それはAが有能な証拠だからだよ。さ、帰った帰った」
荷物を持たせられ、扉の外に追い出される。
・・・ついでに鍵も閉められたようだ。
『うぇぇぇぇぇぇ・・・・・私一人の休日とか何すればいいわけ・・・』
昨日はマフィアで散々な目に遭ったばかりだし、カフェも行った。
かなり満喫したと思う。
『眠くはないし、部屋は物があんまりなくて掃除も終わってる・・・』
何だったら国木田をからかう方法もいくつか思い付いている。昨日考えたばかりなのだ。
しかし、それも無くなればもはや何もすることはなくなった。
『いや待てよ、入水があるじゃないか!!』
キラキラと目を輝かせながら、良いことを思い付いたとばかりに笑顔になる。
早速実行しようと川へ向かった。
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黒月夜(プロフ) - さんでいさん» で、出来るだけ頑張ります!あまり期待はしないでください・・・・・。 (2018年9月19日 16時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
さんでい - DEADAPPLE編見たいです!!最初のバイクシーンから最後の方まで!!お願いします!! (2018年9月19日 15時) (レス) id: 5c3d0008d1 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - アカリさん» ありがとうございます!亀更新ですが、これからも宜しくお願いします! (2018年8月22日 16時) (レス) id: 64b9797106 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - 久しぶりに見たら更新されてる...!今回も面白かったです! (2018年8月13日 19時) (レス) id: e8709b8056 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - 咲希さん» 夢主に対してだけ暇ではないでしょうか・・・? (2018年6月25日 17時) (レス) id: e6b1ea118d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月夜 | 作成日時:2018年4月27日 6時