【文スト】CV宮野真○になった少女

２４話 ページ29

ナオミ「それにしても、Aさんがこのお店に来たなんて意外ですわ」


谷崎「ここ、女性が喜びそうなものが沢山あって可愛いんですよ」


『成る程、だからか』


先程の店内を思い出す。着飾った女性が多かったのはそのためか。


『でもナオミはともかく、谷崎君までも店内を知っているのは？』


谷崎「ナオミに連れられて、一緒に入店したからです・・・」


ナオミ「可愛い物に囲まれて困った顔をするお兄様も素敵でしたわ！！」


谷崎(兄)は思い出したくもないような、ナオミはとても嬉しそうな。


両者の表情から察するに、谷崎にとってさほど嬉しくない思い出であったのだろう。兄という役目も大変なものだ。


ナオミ「で、Aさんはそのお店から出てきたわけなのですが、もしかして可愛い物に興味があるのですか？」


可愛い物、か・・・。


『興味ないわけではないけど、私としては可愛い"者"の方がいいかな』


ナオミの頬に片手を滑らせ、妖艶に微笑む。


ナオミ「Aさん・・・・・！！」


『うん、可愛いよナオミ』


軽く撫で、手を離した。


ナオミ「Aさんの行動にはいつもドキドキが止まらなくて困りますわ」


『ふふ、それだけ意識してくれているんでしょ？』


ナオミ「もう、Aさんったら！」


二人の美女が微笑む姿は、道行く人が思わず拝んでしまうほどであった。


谷崎「(そりゃあボクも拝むけど・・・空気なンだよね)」

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