【文スト】CV宮野真○になった少女

２０話 ページ25

紅葉「さて、この話は中断して"アレ"をするとしようかの」


『え・・・』


紅葉「安心せい。今回はすぐに終わるからな」


紅葉は自室へとAを引っ張り、Aは反射的に壁に掴まる。


『いや、あの、姐さん・・・私は芥川君を送りにきただけで・・・マフィアに私がいると不味いでしょ？』


紅葉「マフィアではAが出ていった翌日に、"マフィアに太宰Aが来たら、如何なる職業や状態、状況であれ歓迎すること"といったものが出来たのは知っておるか？」


『え、知らない・・・というか、そんなものが出来てたの！？』


そう言っている間にも、紅葉の部屋へとAの体は引き込まれそうになる。


『ちょ、落ち着いて姐さん！！』


紅葉の引っ張る力が更に増していく。


というか、力強すぎるだろ姐さん。←


どうにも勝てないと悟ったAは覚悟を決める。





_____これだけは使いたくなかったけど・・・！！





一つ深呼吸をすると、聞こえるよう大声で叫んだ。





『助けて、中也！！！』









中也「A！ついに俺と籍を『違うから！！』」


『姐さんを止めて欲しいんだよ・・・！』


紅葉「中也、私の味方になればAの"アレ"が見られるぞ？」


中也「・・・５時間コースで」←


紅葉「勿論じゃ」


中也はAの手を壁から離す。


『裏切り者ぉぉぉ！！！』


Aは紅葉の部屋に吸い込まれるようにして消え、扉の閉まる音が無情にも響いた。

２１話→←１９話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す