【文スト】CV宮野真○になった少女

太宰さん誕生祭！！ ページ23

「「「誕生日、おめでとう/ございます！！」」」


出社したAの目の前で音を鳴らすクラッカー。


頭上から降り注ぐ紙吹雪。


『え、と、私？』


敦「他に誰がいるっていうんですか！？」


『や・・・なんというか、今まで一度もまともに祝ってもらったことがなくて・・・』




マフィアでの前夜祭。その時だけで何億消えたことか。


当日の誕生日。今年こそはと一番最初に誕生日おめでとうを言いたい人達が押し寄せた。ちなみに毎年、名もない黒服が一番最初に言ってくれた。彼はすごく強かった。もうその黒服が幹部でいいのでは？


後夜祭。ここまでくると儀式に近く、生け贄を自ら志願する者まで現れた。何故だ。←




・・・と、Aは遠い目をしながら語る。


首領「愛故に、だよ！！」


中也「今年は探偵社には遅れをとったが、マフィアとしての祝いの言葉を一番に云うぜ！！」


福沢「即刻立ち去りたまえ」


与謝野「それ以前に何処から入って来てるンだい」


芥川「太宰さん！！」


敦「お前はもういいよ！！」


かなりシュールな光景だ。


Aは自分の携帯を取り出し、マフィアの三人に見せる。


『残念だけど、誰よりも早かったのはこの人だ』


"太宰幹部、お誕生日おめでとうございます！！今年こそ入水は程々に・・・




　 by黒服"


中也「また手前かっっっ！！」


『彼、本当に手強いね』


ナオミ「それもそうですけど・・・あれは止めなくていいんですの？」


ナオミの指の先には異能力で戦おうと睨み合う敦と芥川の姿が。


『・・・駄目だよ』


芥川と敦の肩に手を置く。


『平和に私を祝ってくれるというのならば、一時的に探偵社にいてもいいけど・・・どうする？』


そう言うと、すぐに異能力を引っ込める二人。


乱歩「ねー、そろそろ始めないのー？」


国木田「そうですね。・・・全員、グラスは持ったか？」


国木田の一言で全員グラスを持つ。


探偵社のなかにマフィアが数人・・・もう一度言おう。シュールだ。



"せーの"と、誰かが小さく呟いた。


「「「太宰さん/A/Aちゃん、改めて誕生日おめでとう/ございます！！」」」

１９話→←祝！２０００hit！！

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