【文スト】CV宮野真○になった少女

祝！２０００hit！！ ページ22

・１日で２０００hit越えました！番外編として、国木田君との日常生活です！




朝。


出社時間が誰よりも早いAは持ち前の頭脳で、午前中のうちに仕事を全てやり終えてしまった。


『暇だなぁ・・・よし、ちょっと入水してくるとしよう！』


国木田「は・・・待て太宰！またシャツが透けたまま帰ってくるのがオチだろう！」


『大丈夫だよ国木田君。ちゃんと黄泉の国まで行ってくるから！』


国木田「そのまま戻ってこないやつだろそれは！おい、待て！！」


国木田の声も聞かず、Aは嬉しそうに探偵社を飛び出した。









やってきたのは、文ストの原作でも太宰治が入水していた川。


Aは足から順に、ゆっくりと川に入り、それから顔を空に向けて水に沈んでいった。


『(やっぱり・・・ここから見る景色が一番綺麗かな・・・)』


水面にユラユラ揺れた光がAの目に映る。




_____ドボンッ




『ぷはっ・・・』


引き寄せられた体。押し寄せる酸素に、大きく呼吸をする。


また入水を阻止されてしまったらしい。その犯人は勿論、わかっている。


『毎回回収が早いね、国木田君』


国木田「馬鹿者！入水はするなと１日に何回言えばいいんだ！！」


『何回言おうと無駄かな。ところで、距離が近いと思わないかい？』


国木田「あ、ああ・・・」


そうは言っても、ここで手を離せば流れていくので、Aと一緒に岸に引き上げた。


国木田「まったく・・・お前のせいで予定が大幅にずれてしまったではないか」


『私からすれば助けになんてこなくていいのだけれども』


スカートの裾を握りしめ、水を絞り出す。


国木田「大馬鹿者！・・・帰るぞ」


『わぷっ！？』


顔に投げつけられたベスト。


どういうことかと国木田を見れば、さっさと前を歩き出していた。


『・・・ふふっ』


ベストを着て、国木田の後ろを歩く。


『国木田君、びしょびしょで着心地が悪いよ、コレ』


国木田「うるさい。黙って着ていろ」

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