【文スト】CV宮野真○になった少女

祝！１０００hit！！ ページ21

・１日で１０００hit越えました！番外編として、中也とAさんの幼い頃の出会いです。完全なる捏造なのでご注意を！




紅葉「中也、そろそろAに挨拶にでも行ったらどうじゃ」



全てはその一言から始まった。







中也「ったく、Aって誰だよ」


紅葉いわく、"Aはのう、鴎外殿に愛でられている中也と同い年の子じゃ。私も何度か会ったがそれはそれは可愛らしくて_____"


あれだけ熱弁されたのだ。逆に気になるというわけだ。


それに、自分と同い年の幼い子供ならばマフィアでもすぐに見つかることだろう。


中也「可愛らしいとか、子供なんて誰でも一緒_____っ！？」


文句を言いながら歩いてせいで、曲がり角で誰かにぶつかってしまった。


中也「悪ぃ、大丈夫か？」


ぶつかった相手は衝撃で転んでしまい、起こすために手を差しのべる。


『私の方こそすまなかったね』


手を取り、立ち上がる。


子供離れした言動に、中也は少し驚いた。


中也「そうか。んで、お前Aって奴知らね？姐さんに言われて捜してるんだ」


『姐さんが？何て言ってたの？』


中也「ああ？お前に教える必要ねーだろ」


『？何で？』


中也「何でって・・・」


そこでハッとした。


中也「お前、名前は・・・？」


『太宰、A』


まさかの捜していた張本人であった。


しかしこんな包帯だらけのミイラみたいな奴だとは。


『ねえ、何か失礼なこと考えてないかい？』


中也「はっ、失礼？こんなヒョロそうな奴が姐さん達に可愛がられてんのかと思っただけだが？」


『十分失礼なことじゃないか』


ムッとして中也を睨み付ける。




紅葉「おや中也、Aに挨拶はできたのかえ？」




中也「『姐さん・・・！』」


紅葉「おお、A！久しぶりじゃな」


『お久し振りです、姐さん』


紅葉「また前髪が伸びて顔が見えぬのう・・・鴎外殿に言って切らねば」


中也「姐さん！！何でそいつに構うんだよ！」


中也はAと紅葉の間に割り込む。


紅葉「そいつとはなんじゃ！可愛らしい女子にそのような言葉を使うでない！！」


中也「はあ！？女！？そいつがか？！」


紅葉「どこからどうみても女子であろう！！ちゃんと顔は見たのかえ！」


中也はAに近づき、前髪を少し上げる。


ジッと中也を見つめる綺麗な目。


中也「っ！」


そのとき、中原中也はAに落ちた。


出会いは最悪だが、そのあとは中也に溺愛され続けたという・・・。

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