【文スト】CV宮野真○になった少女

１話 ページ3

太宰A、２２歳、異能力"人間失格"

そして、太宰治の成り代わり。

成り代わったことに気づいた時は驚いたが、今は慣れたものだ。

『国木田くーん、書類の確認お願ーい』

国木田「今日も早いな」

『早く帰りたいからね』

真面目で勤勉な太宰。

まさしく国木田の理想の太宰であることを、この世界の国木田は知らない。

『はい終わり、っと』

最後の一枚を書き終わった。

待ってましたとばかりに乱歩が飛びついてくる。

乱歩「A！甘味巡りに行こう！」

『おお！甘味ですか！？喜んで！！』

太宰Aの好物、甘味。

なんといっても乱歩が連れていってくれる店にハズレはない。

嬉しそうに支度をするAの服が引っ張られる。

鏡花「私も・・・Aと一緒に行きたい」

引っ張った犯人、鏡花が首を傾げながら上目使いで"駄目？"と聞いてくる。

駄目なわけがない。Aは二つ返事で了承する。

『じゃあ国木田君、いってくるよ』

元気よく右手を振って甘味巡りを楽しみでならない顔をした。









乱歩「(絶対邪魔しにきた・・・)」

鏡花「(Aと二人きりでデェトなんてさせない・・・！)」

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