【文スト】CV宮野真○になった少女

１３話 ページ15

『仕方ない・・・』


最終手段を使うか。


そう静かに吐き出すと、敦と芥川の間に入る。


『二人とも・・・』


マジトーンな声に、ビシリと体を固める二人。


無表情なAの腕が二人へと伸びる。


だがそれは、殴るでも叩くでもなく_____


『喧嘩しちゃ、ダメだよ？』


_____優しく抱き締め、我が子を諭すように柔らかく注意するだけであった。


敦/芥川「「はい」」


真顔で鼻血を垂らしながら頷いたのを見て、Aは腕を離す。


『うん、じゃあ芥川君はマフィアに帰ろっか。私が送っていくから』


芥川「喜んで。むしろ最高です(？)」←


『ちょっと意味がわからないかな』


じゃあ、行ってくるよ敦君。


最後に敦の頭を一撫でし、芥川と共に探偵社から出る。


敦「っはーーーーーー！！？？何なんですかあの人は！！僕じゃ身長的に余裕なはずなのにわざわざお姉さんらしく少し背伸びして身長を近づけるとか！！いやもう本当ご馳走さまです！！！！！」←


扉の向こう側で、敦が主人公にあるまじき言動をしていることを、Aは知らない。


・・・・・知らなくて、本当に良かった。

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