【文スト】CV宮野真○になった少女

１１話 ページ13

『敦君！差し入れだよ！』


乱歩と鏡花とのデェトの翌日、出社した敦の目の前でAが大きな包みを差し出した。


敦「どうしたんですか、これ・・・」


『昨日のお土産だよ。本当は昨日渡しておきたかったんだけどね』


"乱歩さんの駄菓子屋巡りが長引いちゃって"


なんて、苦笑しているAの手から包みを受け取った。


敦「ありがとうございます、太宰さん！」


『うふふ、お礼を言われるほどのものじゃないよ』


敦「で、でも！あの日だって僕を拾ってくれましたし！」


『むしろ私が川から拾われたけど？』


敦「茶漬けもご馳走になって・・・！」


『前回、個人的な依頼のお礼でいつでも食べ放題にしてもらってるだけだけどね』


敦「あ、芥川との戦いにも助けに・・・」


『盗聴したんだよ？』


敦「・・・・・すみません、太宰さんのツッコミのせいで、太宰さんがどうしようもない人みたいになってきたんですが・・・」


『おや、いつの間に』


敦「無意識でやってたんですか！？」


はぁぁぁ、と口からため息が出てくる。


いくらAが尊敬していて愛している女性だとしても、さすがにこういった会話は疲れるものだ。


敦「とにかく！僕は感謝してるんです！！」


勢いのままに、日頃の細かな感謝を伝え続ける。


『敦君、有難いのだけれども、これ以上は私も恥ずかしいかな・・・。君と同じように芥川君も毎日言っていたことを思い出す_____』


そこまで言うと、Aはハッとした顔をする。


_____パリィィィィィンッッッッッ！！←



途端に、探偵社の窓ガラスが割れるどころか塵となった。


敦「え、は、えええええ！！？？」


『・・・やらかした・・・』


敦「どういうことですか太宰さんんんんんんん！！！！！」

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