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エドガー・アラン・ポオ:百に一度の気まぐれ ページ35

_____Aside


私は探偵社員。でも、人は救わない。


私の役割は・・・・・そうだね、救う対象の人物を少し手助けするだけだ。


無理だったら勝手に破滅するだけだし?まぁ、私のことをよく知っている探偵社は、自分の依頼の助手として私を連れていくんだけどね。



『ねー、本当にめんどくさいよね』


ポオ「何故我輩なのであるか・・・・・」



私は隣を歩くポオに返事を期待して、その顔を覗き込む。


何故って、貴方が乱歩さんの好敵手だから、かなぁ。



『で、お返事は?』


ポオ「・・・・・探偵社としてあるまじき発言である・・・・・」


『よく言われるー』



組合との戦いも終わったのだ。ポオと仲良くしていてもいいじゃないか。


乱歩さんより歳上なのに、タメ口なのは気にしないでもらいたい。



『んで、今回は貴方の護衛なわけなのだけど・・・・・何もないね』



かれこれ一日中ポオの傍にいるが、特に怪しい人物も、攻撃もない。



ポオ「平和なら、それで_______」



_________いいのである。


言い切る前に、ポオの足下に銃弾が撃たれた。


音はしない、気配もない。しかし、こんなところで発砲とは。


二人一緒に逃げるには狭い路地裏だ。


そんなことを考えているうちに、すぐ次の銃弾が放たれた。



『チッ』



ポオを背中に庇いながら、路地裏を抜けられるように頭を働かせる。



『(路地裏とは、随分とありきたりな・・・・・。この銃弾はポオを狙っている、ポオの足下に撃たれたのが証拠だ。でも、二発目は私に向かって・・・・・?)』



相手の作戦を理解したAは咄嗟に、ポオを突き飛ばす。


直後、貫かれるAの体。


敵は何も銃だけではない。刀を持ったやつもいたのだ。


背中に庇ったままでいれば、ポオも貫かれていたことだろう。



『逃げろ!!』



赤くなる視界のなか、戸惑いながら逃げるポオを見つめ、少し悔しそうだが満足気に言い残した。



『ホント、気まぐれに人を救うと録なことがないね・・・・・』

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黒月夜*(プロフ) - 七海@月と星−−君と幸福な世界さん» 駄作なわけないじゃないですか!!そしてまさかのBlu-rayの予約・・・!? (2019年3月13日 23時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - コメントありがとうございます!!ゆ、遺言!?死なないでください!!というより、遺言がそれでいいんですか?! (2018年12月13日 22時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
河童系人間。(プロフ) - むり…尊い…すき……(遺言) (2018年12月13日 20時) (レス) id: 66413608c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜(プロフ) - ハニーさん» あ、なんかすみません・・・・・( ・−・) (2018年11月22日 23時) (レス) id: f34cbf336c (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 澁澤さんの童話むり…しんどい…(´Д` ) (2018年11月22日 10時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒月夜 | 作成日時:2018年5月10日 21時

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