story26 ページ27
「あー美味かった!!次どこ行く?」
『遊園地、行ってみたい。』
「了解!出来れば長く遊びたいしちょっと走るか!」
『うん!』
近くの遊園地の場所と行き方をサッと調べてくれた。
遊園地は僕がずっと憧れていた場所。
周りの子達は皆行ったことがあるのに僕だけは行ったことがなかった。
特に観覧車は別格だった。
テレビで何度も取り上げられていて、いつかそれに乗るのを夢見ていた。
それが遂に叶うかもしれない。
そう思うと俄然気分が乗ってきた。
電車に乗ると案外空いていて座席にも座れた。
案外近かったらしくすぐに着いた。
「おー!久しぶりに来たかも!」
『広い!』
「どこから行きたい?」
入ってすぐにあった案内図を取って見せてくれる。
『メリーゴーランド!』
「うし!じゃあ早速乗りに行こー!」
『おー!』
それからというもの、僕らを邪魔するものは一切なく刻一刻と時間だけが過ぎていった。
色々楽しんだ頃閉園時間が近づいたという放送が流れた。
その放送を聞いて疾風は最後は何に乗りたい?と聞いてきたので勿論最後は観覧車に乗りたいと答えて今、観覧車に乗っている。
『凄い!!綺麗!!』
「うん、凄い綺麗だな。」
少し暗くなった街の風景に僕ははしゃぎ切っていた。
『高いねー!』
「……A。あのな、聞いて欲しいことがある。」
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作者名:クロスケ | 作成日時:2019年3月25日 1時