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story7 ページ8

『やっほーA』

『また来たの?』

昨日海先生が仕事で呼ばれてから此奴の名前を知った。

勿論僕の名前もフルネームで教えた。

此奴は海先生の従兄弟らしい。

『またっつっても2回目だけどな!!』

『2回目でもまたって言うんです。』

その時急に海先生が現れた。

じゃないな。

多分此奴……疾風が邪魔で視界に入らなかったんだろう。

『要、今日の検査始まる』

『あ、うん今行くね』

『要ファイト〜』

『うるさい』

笑みを零しながら紙を見せてくる疾風。

でも少し疑問に思うことがある。

疾風は病気なのか……?

ここにいるってことはそうだと思うが、見た感じだと特に何かあるように思えない。

それに1度病室を抜け出すと看護師さんが見に来る頻度が高くなるって聞いたことがある。

それを掻い潜るのは至難の業だ。

じゃあ怪我か?

それなら合点がいく。

転けただけでも少し大きな傷だと包帯や傷に合わせた絆創膏を貼りに通院する人もいる。

疾風は後者の方だと思う。

さてと、これ以上考えるのは辞めよう。

勝手に考えて先入観にかられても困るだろう。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:クロスケ | 作成日時:2019年3月25日 1時

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