男装少女に俺は恋をする。 (ページ10)

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8―証拠― ページ10

アリスside

・・・こいつ鋭いな。旅団の団長だけある。

上手く誤魔化すしかないな。

アリス「さぁな。」

ｸﾛﾛ「違うのか?」

アリス「どうかな。」

ｸﾛﾛ「煉の事を知っているのか?」

アリス「どうだろうな。」

ｸﾛﾛ「答えろ。」

アリス「俺がお前の命令に従う義務は無い。」

ｸﾛﾛ「・・・。成る程、自分の情報を一切他人に知らせないのか。蜘蛛に入ればメンバーにばれる恐れがある。仲間を作らない理由はそれか。」

・・・コイツ、マイペースすぎるだろ。

ｼｽﾞｸ「団長、結局シュウはどうするつもりなんですか?」

アリス「コイツになんといわれようと俺は絶対に入るつもりは無い。」

クロロside

シュウ｢コイツになんといわれようと俺は絶対に入るつもりは無い。｣

どうしようか、そう目線で言うシャルナーク。
それを見ながら俺は考えた。

シュウが闇黒煉であると言える決定的な証拠さえあれば、もう少し問い詰められたかもしれない。

決定的な証拠、か･･･。

これは賭けだな。

ｸﾛﾛ｢そんなに嫌なら仕方ないな。すまなかった。｣

団員｢!?｣

ﾉﾌﾞﾅｶﾞ｢なんでだよ、団長！｣

クロロの狙いが分かっていない強化系組はギャーギャー騒いでいた。

その間にシュウは何も告げずにアジトから姿を消した。

ｼｬﾙ｢ほらほら、みんな落ち着いて。団長がそんな簡単に諦めるとでも思った？｣

団員達の視線が一斉にシャルナークに向けられた。