3―不安― ページ5
アリスside
『明日の午前9時、〇〇公園で待っている。例の件を終えた後に来てほしい。』
アリス(朝の9時か。・・・珍しいな。)
珍しいとアリスがそう思った理由。
それは時間だった。
大体時間指定の場合は、やはりどこか罪悪感があるのか、はたまた警察に捕まれたくないという無意識に警戒しているのか、夜にそれが指定される。
しかしこの依頼主は、朝の9時というなんとも任務遂行が面倒になりそうな時間を指定してきた。
つまり。この結論に至った。
アリス(こいつはこういうのに慣れている。つまりただものじゃない可能性が高い・・・!)
厄介なことになった。
心のなかでため息をつきながら、明日のことを考えた。
クロロside
クロロ「・・・はまってくれると良いんだけどな。」
シャル「大丈夫でしょ。団長が作戦失敗したことあった?」
彼は的確に団員たちに指示を飛ばし、作戦を必ず成功に導いていた。
クロロ「・・・いや、な。今回は成功するか少し不安だ。胸騒ぎがする。」
シャル「ふーん。珍しいこともあるんだねぇ。マチに聞いてみたら?マチの勘、当たるでしょ。」
クロロ「ああ。心配かけたか。すまなかったな。」
蜘蛛の頭と謎の暗殺者。
どうなるかは誰にも分からない。
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作者名:闇黒 煉 | 作成日時:2018年1月6日 18時