5話 ページ6
.
「ふっふっふ、待っていたぞ」
「アホなのか？」
月曜、朝8時40分屋上にて。俺たち1年生は本入部届をもって集合した。そこには仁王立ちする監督がいて全国目指してガチでバスケをする意思をグラウンドに全体朝礼のために集まる全生徒に聞こえる声で宣言しないと入部届は受け取らないらしい
「できなかった場合は全裸で好きな子に告ってもらいます」
.....え？普通に嫌だけど？？？？
どうしよ、目標というかバスケする理由はあるけどそれここでいうのはちょっと.....ああ！火神くん、そんな簡単に始めないでくれる！俺に考える時間くれないの！？
「じゃあ、次橙山くん」
語尾にハートマークが間違いなくついてるテンションで監督はいった、河原くん福田くん降旗くんのスピーチをききながら俺の代案は残念ながら思いつかなかった。
悪い、親が氷帝しかいかせないって.....
それなら仕方ない。Aとバスケしたかったけれど、必ずまたバスケをしよう
うん、俺必ず高校生になったらバスケ部に入るからまたやろう！約束！
そう言って笑い合った昔のあいつ。小学生だったから携帯ももってないしそれ以来、連絡の取りようもなくてどうしてんのかも知らないけど、俺の大切な友達で大切な約束
「俺は.....再会するためにバスケをもう一度やるって.....約束なんだ。あいつはかならず全国にくる。だから.....」
「橙山？」
屋上にいるメンバーにだけ聞こえるように言いながらフェンスに近づいた。降旗くんが心配そうに俺を呼ぶから俺は笑顔で返すとフェンスに手をかけ息を吸い込み
「1-C、橙山A！俺は.....全国に行ってあいつに勝って日本一になる！」
テニスもまぁ楽しかったけど俺がバスケに戻ってきたのはあいつとのバスケが楽しかったから。だからこの約束は必ず守るという覚悟にしなきゃいけない。そういう意味ではこの入部イベントは俺には正解だったのかもしれないな
そのあと教頭先生がきて説教をくらったあげく、1日クラスでネタにされた俺の精神的な疲労は別問題だけど、ね。
「おい、見ろよ！グラウンドに日本一にしますって書いてあるぜ」
次の日クラスメイトが窓を見ながら言っているのをきいてそういや黒子くんいえてなかったな。
「黒子くん、やることは大胆で面白いな」
犯人がわかりきっている俺はクスッと笑った
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 375人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ZERO(プロフ) - 話めっちゃ面白いです！！質問なんですが、もう更新はしない予定ですか？？ (2023年3月14日 22時) (
レス) id: 9cf90e2809 (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - 成類さん» 返事遅くなりました!はい同い年です! (2022年4月23日 6時) (レス) id: 66aa2da0c7 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 一つ質問なのですが、手塚や幸村、跡部たちと同い年ですよね？ (2021年8月28日 20時) (レス) id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - プラタナスさん» コメントありがとうございます。そうなんです。テニス界は別次元すぎて...そこの境目が出過ぎないように楽しく書いていきたいと思います！面白いと言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年7月20日 8時) (レス) id: ca079dae55 (このIDを非表示/違反報告)
プラタナス(プロフ) - テニス界にいたならスタミナ切れで負ける事無いですし、ジャンプ力もネットの上余裕で超えれるので普通に強いプレイヤーですよね（笑）夢主がバスケとテニヌでの常識が全然違って驚いてるのが凄い面白いです (2021年7月18日 9時) (レス) id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅうぶら | 作成日時：2021年7月5日 16時
