15話 ページ16
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｢美味しかった｣
｢火神はいいとしてあの肉塊はお前のどこに入ったんだ！？｣
え、お腹に入ってますけど…というと日向先輩はため息を1つ零す。結構大食いな俺は自分に宛てがわれたステーキを完食した。前に焼肉で大食い対決したときよりは少なかった。帰ろうとしたところ黒子くんが見当たらない。手分けして探すことになって俺は火神くんと一緒に探す。
｢火神くん、黒子くんいた？｣
｢橙山、しっ｣
公園に入らず火神くんが止まっているため声をかけると口元に手をやって指を公園に向けた。そこには黄瀬くんと黒子くんが2人でなにか話している。
｢黒子っちと火神はいつか、決別するッスよ｣
黄瀬くんは、キセキの世代と同格に成長したときに今と変わらずにいれるのかと黒子くんにきいた。それを答えずに黙る黒子くんに火神くんは頭をかいたあと、近づいていってどついた。
｢大丈夫？黒子くん｣
火神くんが黄瀬くんと話してる間に腰をさする黒子くんに声をかける。うん平気そうだ、よかった。すると、隣のストリートコートがなにやら騒がしくなった。どうやら最初に遊んでた学生に場所をよこせといいルールを無視したバスケを吹っかけている人達がいるようだった。スタスタとストリートコートへ向かう黒子くんに俺もついていく。
｢どうみても卑怯です｣
｢全くもって同感｣
黒子くんは相手の鼻先に回転しているバスケットボールをあて、真っ向から相手を否定した。その隙に蹴られていた学生に俺は手を貸しながら応戦する。
｢な〜にをやっとんじゃ〜橙山まで！｣
｢黒子っち〜！！！｣
公園の方から火神くんと黄瀬くんの悲鳴が聞こえる。ガラの悪い1人が黒子くんの胸ぐらを掴んだ瞬間、俺もプツンと堪忍袋の緒が切れた。バスケで勝負だって？望むところ。火神くんと黄瀬くんも混ざって応戦してくれるらしい
｢さっきみたいに好きなようにくるといい。どれだけ卑怯なことをしようと弱者は弱者であることに変わりはない｣
｢橙山、くん？｣
俺が口調を変えたことで黒子くんと火神くんは驚いているが黄瀬くんはこの前あったときにチラッと見せてしまった為そんなに驚いていない。この後不良たちは思っていたより弱く瞬殺だった。
｢弱い者ほど弱者を虐げ卑怯な真似をする。見苦しいにも程がある｣
黒子くんたち3人が先に公園に戻ったのを確認すると俺はそいつらにそう言い放った。
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ZERO(プロフ) - 話めっちゃ面白いです！！質問なんですが、もう更新はしない予定ですか？？ (2023年3月14日 22時) (
レス) id: 9cf90e2809 (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - 成類さん» 返事遅くなりました!はい同い年です! (2022年4月23日 6時) (レス) id: 66aa2da0c7 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 一つ質問なのですが、手塚や幸村、跡部たちと同い年ですよね？ (2021年8月28日 20時) (レス) id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - プラタナスさん» コメントありがとうございます。そうなんです。テニス界は別次元すぎて...そこの境目が出過ぎないように楽しく書いていきたいと思います！面白いと言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年7月20日 8時) (レス) id: ca079dae55 (このIDを非表示/違反報告)
プラタナス(プロフ) - テニス界にいたならスタミナ切れで負ける事無いですし、ジャンプ力もネットの上余裕で超えれるので普通に強いプレイヤーですよね（笑）夢主がバスケとテニヌでの常識が全然違って驚いてるのが凄い面白いです (2021年7月18日 9時) (レス) id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅうぶら | 作成日時：2021年7月5日 16時
