1話 ページ2
桜が舞う季節、俺は私立誠凛高等学校へと入学した。
「おー.....すげー賑わってる」
部活動の勧誘で外はかなりの人で溢れかえっていた。
「お、あったあった」
掲示板にあった各部活のブース案内の通りに行くとお目当てのブースでマネージャーらしき女の人と眼鏡をかけた先輩がいた。
「すいません」
「!どうぞ、ここ座って!」
女の先輩に言われるままに椅子に座ると、お茶をもらい説明を聞いた。できたばっかで2年しかいないらしい。バスケができればいいし、説明もそこそこに入部届を提出する
「橙山Aくんね。志望同期は.....あれっ君もないの!?」
「君も?」
「あっいや気にしなくていい、さっきそういうやつがいたんだ。それで理由は?」
眼鏡の先輩が笑顔だけど黒いオーラを放って聞いてくる。面倒だから書きたくなかっただけなんだよな
「えっと、中学はバスケ部なくて...いろいろあってテニスしてたけどやっぱりバスケ好きだからやりたいと思ったんです」
「そうか、お前と一緒で中学テニス部だったやつがいる。どこ中なんだ?」
「あー.....えーっと.....あはは」
なかなか答えない俺に先輩達は首を傾げた。
「新入生連れてきました〜」
「あっ、じゃ、俺はこれで」
後ろから呼び止める声が聞こえたが聞こえないふりをして俺は人ごみの中へと入っていった。
「.....さっきのやつも経験者だろうな、3年のブランクあるし頑張らねーとな」
俺、約束通り戻ってきたんだ。だから.....だから前みたいにまた
「お前が今もバスケやってるなら必ず強いに決まってる。会えるよな」
これからの高校生活にワクワクしながら校舎へと向かった
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ZERO(プロフ) - 話めっちゃ面白いです!!質問なんですが、もう更新はしない予定ですか?? (2023年3月14日 22時) (レス) id: 9cf90e2809 (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - 成類さん» 返事遅くなりました!はい同い年です! (2022年4月23日 6時) (レス) id: 66aa2da0c7 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 一つ質問なのですが、手塚や幸村、跡部たちと同い年ですよね? (2021年8月28日 20時) (レス) id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - プラタナスさん» コメントありがとうございます。そうなんです。テニス界は別次元すぎて...そこの境目が出過ぎないように楽しく書いていきたいと思います!面白いと言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2021年7月20日 8時) (レス) id: ca079dae55 (このIDを非表示/違反報告)
プラタナス(プロフ) - テニス界にいたならスタミナ切れで負ける事無いですし、ジャンプ力もネットの上余裕で超えれるので普通に強いプレイヤーですよね(笑)夢主がバスケとテニヌでの常識が全然違って驚いてるのが凄い面白いです (2021年7月18日 9時) (レス) id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅうぶら | 作成日時:2021年7月5日 16時