Avenger【名探偵コナン】 (ページ26)

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『最後に言い残したことはありますか？』

上司｢はぁ、っ…悪か、った、｣

『それだけですね。ではさようなら』

冷たい目で相手を見下ろしながら心臓目掛けて1発。

上司はピクリとも動かなくなった。

『お父さん、お母さん。終わったよ。やっとこれで…』

その時、バンッ！と勢いよくドアが開いた。

『……………何でここに居るんですか？降谷さん。諸伏さん。』

降｢遅かったか…｣

諸｢何でこんなこと！？｣

『もういいか…。降谷さん、諸伏さん。私は純粋な警察官ではないんですよ。』

降｢どういう事だ？｣

『私は笑っていた警察官、両親を殺した警察官が憎かった。それを知っていて拾ってくれたのはジンだったんです。そしてジンに言われ私は警察に入る事を決めました。』

諸｢そんな…、｣

2人は驚いた顔をしていた。
それはそうだ。信じていた人1人が組織の人間で警察に潜入していたのだと知ってしまったから。

『でも、もうこれで終わりです。私の復讐は終わりました。皆さんと一緒に過ごした日々は楽しかったです。それは嘘ではありません。今までありがとうございます。』

そう言いながら私は徐々に後ろへと下がっていった。

降｢おいっ！まさか死ぬつもりじゃ、！？｣

『皆さんに出会えて良かった。ありがとうございました、』

私は目を瞑り1粒の涙を流しながら後ろへと落ちていった。

(お父さん、お母さん。今から行くね？これからは3人一緒だよ。)

私は微笑みながら意識を飛ばした。

後日、警察官が笑って幸せそうに死んでいたのが発見されたと報道された。