7 ページ7
お風呂から上がって携帯の電源をつけた。
何件か電話がかかっていたみたい。
けど折り返す気分でも無くて、そのまま携帯の電源を落としてそっと閉じた。
私はその日から1週間、誰とも連絡を取らず家に引きこもっていた。
家のパソコンで動画を見たり、ゲームをしたり小説や絵を書いたり。
転生前に好きだった事をやり続けた。
ご飯を食べる時間も取らずに、何も考えなくていいようにやり続けた。
そして私は1週間使わなかった携帯の電源を入れた。
すると皆から電話やらメールやら沢山来ていた。
ジン、ウォッカ、ベル姉、キャンティ、コルン
皆私を心配していたみたいだ。
私はベル姉にだけメールを送った。
【ベル姉。心配させてごめんね。】
するとすぐに返事が返ってきた。
ベ【大丈夫?何かあったの?たまには私を頼りなさいよ】
ああ、やっぱベル姉は優しいな。
甘えてもいいのかな
そんな考えにさせてくれる。
そんなベル姉が私は大好きだ。
【ありがとう。でも大丈夫だよ。今日はちゃんと行くね。】
けど甘えてばかりでは駄目だ。
ちゃんと感情を殺さなきゃ。
服を着替え化粧をしてから
自分の頬を軽く叩いて家を出た。
462人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔弥 | 作成日時:2019年9月16日 19時