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お風呂から上がって携帯の電源をつけた。


何件か電話がかかっていたみたい。
けど折り返す気分でも無くて、そのまま携帯の電源を落としてそっと閉じた。


私はその日から1週間、誰とも連絡を取らず家に引きこもっていた。


家のパソコンで動画を見たり、ゲームをしたり小説や絵を書いたり。


転生前に好きだった事をやり続けた。


ご飯を食べる時間も取らずに、何も考えなくていいようにやり続けた。


そして私は1週間使わなかった携帯の電源を入れた。


すると皆から電話やらメールやら沢山来ていた。


ジン、ウォッカ、ベル姉、キャンティ、コルン
皆私を心配していたみたいだ。


私はベル姉にだけメールを送った。


【ベル姉。心配させてごめんね。】


するとすぐに返事が返ってきた。


ベ【大丈夫?何かあったの?たまには私を頼りなさいよ】


ああ、やっぱベル姉は優しいな。
甘えてもいいのかな
そんな考えにさせてくれる。


そんなベル姉が私は大好きだ。


【ありがとう。でも大丈夫だよ。今日はちゃんと行くね。】


けど甘えてばかりでは駄目だ。
ちゃんと感情を殺さなきゃ。


服を着替え化粧をしてから
自分の頬を軽く叩いて家を出た。

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作者名:朔弥 | 作成日時:2019年9月16日 19時

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