検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:74,040 hit

4 ページ4

ギムレットは何かある度にジンの所に行ってベタベタしていた。


私が用事があってジンに近付いた時には睨みつけてきた。


(はぁ、何なんだ。この子は。)


こんな毎日が続いて私はずっと苛々していた。


痺れを切らした私は、仕事も全部投げ出して外へと出た。


ぶらぶらと歩いていると小さな公園があった。
そこへ立ち寄ってブランコへと座った。


『なんでこんなに苛々してるんだろ、私。』


自嘲気味に笑えば目から涙が零れ始めてきた。


次第に止まらなくなって静かに泣いていた。


?「Aさん?…どうしたんだ?」


聞き覚えのある声にばっと顔を上げるとそこには降谷さんと諸伏さんと松田さんの姿が。


私はやばいと思ってすぐにそこから離れようとした、が腕を捕まれ出来なかった。


松「また泣いてんのか」


『うるさい、っ』


諸「俺達で良ければ話を聞くよ?」


『私と、貴方たちは敵…なんですよっ、?』


降「今は1人の女の子のAAとして話し掛けているんだ。敵とか味方とかどうでもいいさ。」


『ほんと、お人好し、っ』


泣きながらもそんな言葉をかけて貰えるとは思わなくて嬉しくて微笑みかけた。


松「それで?何があったんだ?」


私は簡単に説明をした。


とある人に対してベタベタとしている女がいる事。
それを見てイライラしてしまう事。
そして胸がギューッと締め付けられる事。


ちゃんと誰かをわからないように話をした。


諸「ねぇ、Aちゃん。それってその人のことが好きなんじゃない?」


『そりゃ好きですよ?私からしたら仕事も出来て周りにまで気を使えて…』


降「恋愛感情として好き。って事だろ」


恋愛感情として好き?
私が?ジンを?


そんなことあるわけ……。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
462人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朔弥 | 作成日時:2019年9月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。