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何もかもを忘れるように仕事に打ち込んだ。
そしていつの間にか机に伏せって寝ていた。
というか気絶していた。
そしてまた悪夢を見た。
この所ずっと同じ悪夢を見る
みんなが離れていく夢。
起きる度に涙を流していて。
段々と寝るのが怖くなっていった。
だから寝ないようにエナジードリンク飲んだり、眠気を覚ます薬を開発したりした。
勿論、皆には内緒で。
身体も徐々に悪くなっていってる気がする。
けどそれを悟られないようにメイクで全部隠した。
何日も何日も寝れず、ついには任務終わった途端に血を吐いてぶっ倒れた。
ベ「ちょっと!A!しっかりして!!」
目の前が真っ暗で、意識が少しずつ無くなっていった。
目を覚ました時には組織専用に使っている病院だった。
(ああ、また、倒れちゃったんだ…)
キャ「A!起きたのかい!?」
『キャン、ティ…?』
コル「体調、大丈夫、か?」
『コルン、も』
2人が優しく私の手を握ってくれた。
(暖かいな…2人の手、)
『そのまま、手、繋いでて…』
2人の手の温もりを感じながら目を瞑って眠りについた。
(今日はいい夢が見られると、いいな)
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作者名:朔弥 | 作成日時:2019年9月16日 19時