作家先生、危機一髪。 ページ24
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≪今、女子高生に話題のスイーツ店に来ています。ご覧ください！ 休日と云う事もあり、大勢の女子高生の行列が続いております≫
事務所にあるテレビからリポーターの声と、女子高生で賑わう通りが映された。
最近人気のスイーツ店の特集で生放送されている番組だ。
「このお店、ナオミの学校でも話題になっているんですよ！」
テレビを見てナオミが云うと、一緒に見ていた与謝野と谷崎も話に加わる。
「中でも此処の店のプリンが美味しいって話だろ？」
「数個限定のプリンは、開店後すぐに完売になる程で、早くに並ばないと手に入らなくて……」
「この前、早起きして並んだんですよ！ ねぇ兄様」
「あ、うん」
「そりゃあ大変だったねぇ」
苦笑いする谷崎を見て与謝野が軽く同情する。
リポーターの女性が、店から伸びる長い行列に沿って歩いて行く。
≪此方が最後尾の様ですねぇ。すみませ〜ん、ちょっとお話を――≫
リポーターの女性が声を掛けたその時、
激しい爆発音が鳴った。
驚いてカメラが大きく揺れる。
≪な、何ですかっ！？≫
≪向こうの建物が爆発したぞっ！≫
≪うっそ！ 燃えてんじゃん！≫
≪カメラッ！ カメラ回せっ！≫
慌ただしく人の声が聞こえ、画面が切り替わった。
流れる映像にマンションが見え、その一室から火の手が上がっていた
「一体何なんだっ！？」
事務所に居た探偵社員は一同目を見開き驚いていた。
その中でも、乱歩は座って居た椅子を倒し、慌ててテレビの前まで移動した。
「……このマンション」
「乱歩さんっ？」
何時になく目を見開いて動揺している。
「Aが住んで居る部屋だ」
「「っ！？」」
乱歩は懐から携帯電話を取り出し、誰かへ電話を掛けた。
≪お掛けになった電話番号は、電波の届かない場所にあるか、または電源が入っていない為――≫
「……何で出ないっ！」
何で掛けても電話が繋がらない。
苛立って乱歩は携帯電話を仕舞い、事務所のドアへと向かう。
乱歩がドアを開けようと手を伸ばした時、ガチャリと一人でに開いた。
『わぁぁぁぁ〜っ！』
「ごふっ」
勢い良く飛び込んで来た人物とぶつかり、乱歩は床に転がった。
上体を起こして、上に圧し掛かる人物を見る。
「Aッ！？」
『ら、乱歩くぅぅぅんっ！』
事務所に飛び込んで来た人物――Aは半泣き状態で乱歩に抱き着いた。
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麗(プロフ) - 36ページ 2ヶ所ほど 』が 》になっていたところあります。 (2021年5月20日 19時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
雪代 - めちゃめちゃ好きです…！！もうなんか乱歩さんが主人公ちゃんが可愛くて可愛くて…！！応援しております！m(_ _)m (2018年9月30日 22時) (レス) id: bf2f1ee446 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 乱歩さん……私を殺さないでください…。大好きです (2018年9月17日 21時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 乱歩さん可愛！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2018年8月29日 15時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - 面白すぎて敬語が抜けそうです←関係ない。更新頑張って下さいっ！ (2018年8月17日 9時) (レス) id: 3f5d227eff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2018年7月29日 22時
